創作ダンス部

高校時代、創作ダンス部に所属していた!
中学時代、うちの学校で、当時珍しく、ダンス部が発足。
器械体操部に所属していた私は、ダンス部の練習をみて、あんなに情緒たっぷり踊るなんて、こっぱずかしい~~~と感じていた!!
そんな自分がめっちゃ興味のあった弓道部を選ばず、創作ダンス部に足を踏み入れるとは、不思議なものだ。

新入生歓迎会か何かでのダンス部の発表や、飴を舞台から新入生に向けて投げるパフォーマンスをしたのがダンス部だったか??
そんな勢いと言うか、楽しそう!と言う雰囲気と言うかに最初はひかれたのかなと、今振り返ってみて、ぼんやり思う。

中学の授業とかでやったダンスとは違って、鳥にもならなかったし、可愛らしくもならなかった。

今勢いのある、ストリート系でもなければ、ジャズでもない。

からだで空気を動かす。
気を動かす。
触れずに相手を感じる。感じ合う。

そんなことを教えてくれた顧問K先生。

すっかり勉強嫌いな高校生と化した私が、高校に通う理由が、ダンス部の活動だった。

その得たいの知れない、空気を動かす世界にはまり、
そして、少しばかり高く飛べ、低く這いつくばれ、白い世界にすーっと入り込めた。
自分のからだと世界の境界がすーっと消えるような感覚。
メガネをはずして踊っても、全てがしっかり見えてる感覚。

大学も舞踊系に進みたかったが、学力が…

それでも、
顧問の先生にも、3年の担任の先生にも、ずっと踊り続けていてください。と応援されるほど。それしかなかった!

大学では、ダンス部の顧問の先生と反りが合わない、
部員がいなくて部活として成り立たない。

そんなこんな、インストラクター業が面白くなっていったんだなぁ。。。

その後始めたマラソンは、私にとってはダンスだった。
おんなじ感覚を時々感じた。

今や体は固くなり、飛べない、這いつくばれない、走れない。
白い世界からは遠退いている。

それでも、今の自分の表現を模索する。

来週、高校ダンス部の顧問の先生にお会いする。
なんでかな?
会う必要あるのかな?
とかも浮かんでた。

一度作品のアイディアが全く浮かばなくなったことがある。
立ち尽くした。泣いた。

あの時の自分に、大丈夫だよ!よくやってら~!ひとりじゃないし!乗り越えたじゃん!って言いに行くのかなぁとも感じる。

なーんもいみがないかもしれない。

心配されて終わってくるかもしれん。

それでも、今このときに、会える機会をもらえたことは、じんわり嬉しい。

とは言え最近少しずつからだが動く。
高くは飛べなくても、きれいに足が上がらなくても、今の自分で表現しよう。
立ち止まらず。
ひねくれず。

踊ろう






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