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アルルの丘(拡張込み)

今回の満足度:8点(10点満点)

ウヴェ・ローゼンベルクの2人用重量級ワカプレ。派手に拡大する農場とアグリコラからの深い進化を感じる、やり込みがいのある豊富なアクションが魅力的で面白かった。


これまでウヴェさんの作品はほとんどプレイしたことがなかったのだが、アグリコラ15周年記念ビッグボックスが出てからウヴェ作品に非常に興味が湧いて、色々とプレイさせていただいている。

そんな中、2人用重量級ワカプレの名作、アルルの丘をプレイさせていただいた。今回は3人ということで、「紅茶と貿易」拡張込みでプレイ。

巨大なメインボードにビックリ!

まずはテーブル一杯に広げられたメインボードに驚いた。これ全部がアクションスペースかと思って引いてしまったのだが、左半分は建物タイルが並んでいるだけと聞いてホッと一安心。

右半分はアクションスペースとなっていて、夏アクション、冬アクションに分けられている。数は全然違うが、ワイナリーの四季みたいな感じだ。

プレイヤーはアルル村で麻農家として農場を経営する。農場に麻畑、穀物畑を作ったり、羊、牛、馬などを飼ったりするところはアグリコラを彷彿とさせる。

個人ボードは縦に長く、下部には湿地帯があり開拓することで泥炭を産出させることができる。さらに泥炭を収穫すると農地として利用することが可能だ。

また上部には堤防があり、これをどんどんと上の方に再建設することでも農地を拡大することが可能。ウヴェさん得意のマイナス点を解消することができるため、何とか実行していきたいところだが、実際にはなかなか大変だったw

道具の改良が楽しい!

アクションスペースの真ん中は農作業用の道具らしく、スキルを上昇させることでより強いアクションを打つことができる。例えば、スコップを改良すると一度に獲得できる粘土が増えたり、斧を改良すると丸太が増える。

これはシンプルにアクションが拡大していくので非常に楽しい♪
またテーマと良く合っていて分かりやすいのも特徴だ。

派手なゲーム展開が面白い!

今回は3人プレイということで「紅茶と貿易」拡張込みでプレイ。このため堤防から水路を引くと農場が強化されたり、湿原が開拓できたりとプレイがやや派手になるところが面白かった。

おそらくアルルの丘基本のみでも動物は繁殖しやすく、建物がどんどんと建築され農場が賑やかになっていく派手なゲーム展開なのだろう。このあたりはアグリコラよりも好みの感じだった。

なぜか農場は馬と泥炭だらけになったw

ゲームは毛織物と布を生産しまくったshuさんが92点で勝利。
私は大きな運搬車を作って旅アクションを頑張ってみたが、その分開発が手薄になり68点。家畜も建物も少ない寂しい農場となってしまった。ぐぬぬ。

感想

これは面白かった。
家畜は2頭につき1頭増えるので、どんどんと増えていくし、建物や畑で農場が賑やかになっていく様子は見ていても楽しい。

またアクションスペースの取り合いもコピー機能により緩和されているのでキツくはないが、それでも相手と戦略が被っていると取り合いになるバランスも良いと思う。

基本は2人用であることや、アクションスペースが多いため最初は何からすれば良いのか分かりづらく万人向きではないと思うが、ゲーム後半には慣れてきてアクションの自由度が楽しくなってくる感じだった。

これはまた違った戦略でぜひ遊んでみたい作品。現在は入手難なのが残念だ。

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