023: フォーセール・オートラマ 〜クラシックルール〜
春休みの昼下がりは良い。お昼ご飯を食べた後に家族みんながボーッとしていることが多いので、ボドゲに誘うと気楽に参加してくれる♪
ということで、今回はフォーセール・オートラマを遊んでみた。
ゲーム概要
プレイヤーは自動車ショーで車をできるだけ安く買い付け、その車を高く販売して利益を得る。ゲーム終了時に最も稼いだプレイヤーの勝利となる。
3段階のオークション
フォーセール・オートラマの基本ルールは3フェイズに分かれる。
①アドバイザーの雇用フェイズ
②車の購入フェイズ
③車の販売フェイズ
だが、①のアドバイザー雇用フェイズを飛ばすことで1997年のオリジナルルールで遊ぶこともでき、私以外の家族4人はフォーセール初プレイのため、クラシックなルールで遊ぶことにした。
アドバイザーカードは言語依存が高く特殊な効果を持っているため、初プレイには向いていないと考えたからだ。
ここで、ふと困った。マニュアルにはクラシックルールは記載されていない。
仕方ないのでBGGを検索したら、オートラマのクラシックルールを公開してくれていた。英語だけどありがたい。
アートワークは美麗だが魅力に欠けるらしい
というわけで、私、妻、長男、次男、三男の5人でプレイ。ちなみに衝立が付いていないのでBGGの公開データを使って自作した。競りゲーだから所持金が見えない方が楽しいからね。
まずは人数分の車カードを場に並べる。
クワンチャイ・モリヤの美麗なアートワークがとても素敵で、
「うわー!何これ!」「かっこいい!」
などという歓声を期待したのだが、実際にはあまり盛り上がらない。
うーん、車好きならここでグッと心奪われる場面だと思うのだが、我が家に車好きはいなかった。やはり家テーマのオリジナルの方が良かったか?
思い通りにいかないオークションは面白い
微妙な空気の中、ゲームスタート。
スタートプレイヤーは次男ルイージ。初手からいくら出せば良いか迷っているようだった。5人プレイなので所持金は14,000ドル。14金と言った方が分かりやすいが、初手は2金か4金がセオリーであることを伝えて2金スタート。
フォーセールは競りに脱落した場合、公開した金額の半額を支払わなければならないので、偶数の方が良い。そういう意味で1金より2金の方が良いし、3金より4
金の方が良い。どうせ支払う金額は同じだし、次のプレイヤーに圧力をかけることが出来る。
と、ここで場に出ている車が全て高価値であることに気づいた2番手の私はパスして、15の車をゲット。無料で15は美味しい♪
それを見ていた他のプレイヤーもみんなパス。おいおい!
結局、みんなパスしてルイージは2金で29の高額な車をゲット!
それはいかんだろー!
全然、思い通りにいかない競りに翻弄されながらも、私は評価額30という最高の空飛ぶ車を獲得!これってデロリアン?w
これにて1段階目のオークションが終了。
そして車を売る!
各自が6台の車を購入した後、2段階目のオークション開始。
今度は車を高く売りつけて、高額な小切手を手に入れるのだ!
場に人数分並べられた小切手に対して、各プレイヤーが1台ずつ伏せて車を出す。最も評価の高い車から高額な小切手を手に入れることができる。
初めは安い車から処分して我慢していたところ、ついに最高額15,000ドル(15金)の小切手が登場。待ってましたとばかりに当社最高の車、空飛ぶデロリアンを売却!
もちろんの15金の小切手を手に入れてホクホクの私だったが、よく見ると他の小切手も13金、12金・・・と高額な小切手ばかり。そして他のプレイヤーは、評価5や3といったチープな車でそれらを獲得していたのだ。オーマイガー!
ゲーム終了
結局、それ以外に良いところのなかった私は53金(53,000ドル)でゲーム終了。60金以上獲得した三男レオンの勝利となった。おかしい、こんなはずではw
感想
今回の満足度:7点(10点満点)
さすがはステファン・ドラの名作だけあって、2段階オークションが面白い。車購入フェイズは通常のイングリッシュ・オークションなのだが、販売フェイズはブラインド・オークションとなっていて、読み合いの要素が強くなり飽きにくい。
3〜6人で遊べて30分で終わる。むしろもっと遊びたいぐらいだったが、テーマへの没入感が今ひとつみたいだったので終了することにした。家の不動産テーマの方が妻の好みだったのかも。
ちょっと物足りない感じだったので、アドバイザーカードを使用してまた遊んでみたい。
記事を読んで、もし気に入ったら励みになりますので「スキ」お願いします♪ noteユーザーでなくても、記事にスキができるので気楽に押してくださいね。