4日目、「ティルトゥム」国王の厳しいペナルティ
おはようございます。Sato39です。
毎日更新ボドゲレビュー4日目。まだまだ手探り状態ですね。
今日は、「ティルトゥム」の厳しいペナルティが与えられる国王トラックにフォーカスしました。どうぞ、お楽しみください。
【国王トラックによるペナルティはロレンツォ風】
各プレイヤーのアクションフェイズが終了すると国王フェイズになる。このとき、国王トラックのマーカーが初期位置より右側にある(忠誠心が高い?)と名声点を獲得できるが、左側にある(忠誠心が低い)と名声点を失う。
どこかでみたことがあると思ったら、「ロレンツォ・イル・マニーフィコ」の信仰トラックだ。規定ラウンドまでに教皇の信仰が得られていないと手痛いペナルティを食らってしまうというアレ。この作品の場合は単純に名声点が減点になるだけだが、やはり辛い。
またこの国王トラックには、ラウンド毎の手番順を決める要素もあるので、フェルトの名作「ドラゴンイヤー」の手番順トラック感もあるのは面白い。
もう少し詳しく説明すると、国王トラックのマーカーは国王アクションを行ったときにアクションポイント分だけ右側に進んでいくことが出来る。しかし、アクションフェイズ開始時に毎回不正トークンで示された分だけ左側に後退してしまう。
つまり放っておくと徐々に減点側へ移動していってしまう仕掛けとなっており、出来るだけ余裕をもって国王に忠誠を誓っておいたほうが良いということになる。
しかし頭では分かっていても実際のプレイでは、他に行いたいアクションは山ほどあるので国王トラックを進めるアクションは無駄に感じて必要最小限にしてしまった。
そのため、積極的に右側に進めていたプレイヤーと毎ラウンド10点程の差をつけられてしまう結果となり、結果的には取り返しのつかない差となった。敗因はそれだけではないが、単純に考えても毎ラウンド加点されるプレイヤーと減点されるプレイヤーに差が出るのは当然だろう。
何かに特化することは必要だと思うが、何かを捨てることはしない方が良い。このゲームはそういう得点バランスも上手にマネージメントすることを求めているような気がする。いやー、深い。実に深いゲームバランスだ。面白い!
いかがでしたか?
個人的にはこういうペナルティ要素は下手だけど燃えてくるんですよねw
ロレンツォの教皇トラックとか、ドラゴンイヤーの災害タイルとか。
いかにもユーロゲームって感じですよね。
今日はここまで。
また明日も会いましょう♪