第4回、超新作体験会
ゲームマーケット前日に有名メーカーさんの超新作を遊べる贅沢なイベント「超新作体験会」に参加したので、その振り返りと感想を書きたい。
第4回超新作体験会に参加!
超新作体験会は60名ほどの方が参加しており非常に盛況な感じだった。次から次へとまだ発売されていない新作を遊ばせてもらえるのは非常に興奮したし楽しかったので、以下簡単に遊んだゲームの感想を書いておきたい。
<六華>
アークライトゲームズの新作。麻雀をシンプルにしたゲームなのだが、6枚の手牌で役を完成させるだけなので非常に簡単。しかもドミノ牌になっており自由に向きを変えられる上、他プレイヤーの捨て牌は表向きに捨てられるので欲しい牌を簡単に取れる! 麻雀苦手な自分でも楽しむことが出来たので、私のように麻雀を敬遠している方には特にお勧めしたい。これは今まで遊んだ麻雀類似ゲームの中でも特に簡単で面白かった。
<ハウス・オブ・キャッツ>
テンデイズゲームズの新作。
タナカマさんにインストしてもらいながら遊べて非常に嬉しかった。
ダイス4つを振って、そのうちの3つを選んで書き込む。同じ数字で部屋を完成させると特殊効果を使用してさらに書き込める。シンプルなロール&ダイスで普通に面白いと思ったらそれはレベル1で、次にレベル2があって全く別ゲームになってて笑った。
レベル2は一転して猫と鼠だらけになる難易度で全く思うようにいかないゲーマーズゲーム。これがレベル4まであるのは異常w
かなりやり込みがいのある難易度で面白かった😊
<ニュークレウム>
今回一番楽しみにしていたテンデイズゲームズの発売予定の新作。時間的な理由により4割程度しか遊べなかったが、ブラスっぽいバラージでめちゃ好みな感じだった。
基本的には建物を建てて、線路を敷設し発電して功績を稼ぐ。この辺りはブラスとよく似ていて遊び慣れた感じで分かりやすい。ラウンドの概念はなく、全員がリチャージを行ったところで中間決算が行われ、その時達成しているマイルストーンの順位で勝利点が得られる。すぐに勝利点を獲得できるわけではなく、その順位で点数を稼ぐところが非常にバラージっぽい得点方式だ。
また面白いのはアクションがドミノタイルになっていて、タイルの使い方に計画性が求められるところ。使いやすいタイルがあるのだが何回も連続して使うことはできず、また線路として敷設すると2度と使えなくなる。これがまたかなり悩ましく面白い。発売の楽しみな作品だ♪
<トーキョーハイウェイ・レインボーシティ>
ittenさんの新作。というか改良型リメイクらしく、以前発売された「トーキョーハイウェイ」に様々な改良が加えられているらしい。
以前から「トーキョーハイウェイ」の画像は見たことがあり、その映える見た目から一度プレイしてみたいと思っていた。スタッフさんにインストしてもらって2人プレイを遊ばせてもらったが、思った以上に戦略的なゲームでガチなプレイ感にビックリした。
「相手の高速道路に交差すると車を走らせることが出来る」というアイデアが秀逸で、どうしても複雑な首都高が構築されてしまうところが面白い。改良されたというラバー素材のおかげで崩れにくく遊びやすくなっているようだ。これは楽しい。
<FTW?!(エフテーヴェー?!)>
お次はサニーバードブース。まずは今後発売が予定されているというFTWというカードゲーム。不思議なタイトル名だが「なんてこった!?」というようなスラングらしい。
大富豪のようなゴーアウト系のカードゲームで、場に出ている数字より大きい数字のカードを出していくのだが、出せない時は小さい数字のカードをヘルプとして自分の前に出しておけるのが面白い。
これにより手札の運もありながら、かなり戦略的にゲームを進めることが出来るようになっており、ゲーマー向けの不思議な大富豪といった感じ。ちなみに同卓の方々は非常にプレイが上手く、ヒリヒリした駆け引きが非常に面白かった。
<OPEN>
HEY YOでイノ・シュピールを受賞されたBrainBrainGames斎藤さんのゲムマ2022秋の新作がアートワーク、コンポーネントを新たに発売されるものらしい。
1〜10のカードを出していくゴーアウト系ゲームだが、手札6枚のうち4枚が場にオープンされた状態でプレイするところが非常に新鮮で面白かった。これにより他プレイヤーの手札が2/3も見えた状態になっているため、ゲーム展開の予測ができるようになっている。
またオープンになった状態でそのラウンドの勝者に賭けることが出来るところができ、カード運が悪くて自分が勝てない時は強いプレイヤーに賭けておいてそのプレイヤーを勝たせるプレイが出来るところが新しくて面白い。カード運も関係なくするアイデアが素晴らしい。
<ニュースボーイ>
Saashi & Saashiの新作。1890年代のニューヨーク・ブルックリン地区の新聞少年をテーマにしたロール&ライトのゲーム。プレイヤーは新聞配達のボーイとなって販売エリアを広げていき、より多くのお客さんに新聞を配達することを目的とする。
毎ターン、場にあるカードと自分だけのダイス目から3つの色を選び、塗り潰していく。この時、エリアとピッタリの数を塗りつぶすとボーナスとしてもう1マス塗り潰すことが出来る。このピッタリボーナスが気持ち良い。ディルク・ヘンのアルハンブラのようだと言えば分かりやすいだろうか。
紙ペンゲームにしては珍しく他プレイヤーとのインタラクションが強い。エリアや建物の早取りが熱く、他プレイヤーの動向が非常に気になってしまうところが面白い。また$マークを集めてもストライキをしていないと上手く点数に繋がらないジレンマがあって非常に悩ませられ楽しかった。
<ゴールドラッシュ>
最後は、再びサニーバードさんのところでゴールドラッシュを遊ばせていただいた。6種類の動物たちが一攫千金を夢見て金塊を取り合うゲームなのだが、プレイヤーたちは手番に1枚だけカードを引いて、動物カードなら左側、お金なら右側へ並べていく。
この時、推しの動物がいれば3回だけ賭けることができ、ゲーム終了時にその動物が探し当てたお金の分を支援したプレイヤーたちで分け合うことになる。つまり推しの動物にはお金を稼いで欲しいが、他のプレイヤーには来て欲しくない、と思うのだが、誰しも考えることは同じなのでお金を稼いでいる動物のところに皆が集まってしまい、取り分が減ってしまう。
この駆け引きが非常に面白く、また別府さいさんの可愛らしいアートワークがほのぼのとした雰囲気を醸し出しており誰でも楽しく遊ぶことができる非常に良いゲームだと感じた。
感想
今回、初めて「超新作体験会」に参加させていただいたが非常に楽しかった。
個人的に超期待している「ニュークレイム」を先行プレイさせていただき、期待通りの面白さを感じることが出来たし、麻雀の苦手な私でも「六華」を楽しめることが分かった。
紙ペンゲームはあまり刺さらないのだが、「ハウス・オブ・キャッツ」はタナカマさんの軽快なインストでとても楽しくプレイすることが出来たし、「ニュースボーイ」もKanaさんの優しいインストで面白かった。
「ゴールドラッシュ」では偶然、ボドゲブロガー夫婦のいえぺりさんと同卓させていただくことができ、盛り上げ上手なサニバたいらさんのインストのおかげで大盛り上がりだった。あまりに楽しかったので翌日のゲムマで早速購入してしまったほど。
主催の「暮しとボードゲーム」カワカミさんがずっと参加者さん達にとても気を配っておられて、おかげで大盛況な楽しい会だったと思う。次回も可能ならぜひ参加したい。
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