041: フードチェーンマグネイト その2
前回の続きです。
序盤の定石はあるが、戦略性は無限大!
今回は、2回目の方々と初プレイの私の3人プレイだったが、浜松ボードゲーム会を主催されている信長さんに手取り足取り指導してもらいながらプレイさせてもらった。初見では何をすれば良いか難しいゲームのため非常にありがたかった。
信長さんによると、前回述べたマイルストーンの獲得競争があるため、序盤はほぼ定石化されているようだ。戦略は大きく分けて3通り。
①リクルーター戦略
②トレーナー戦略
③マーケター戦略
詳しい戦略は私もまだ分かっていないので割愛するが、確かに最短で各マイルストーンを取りに行くと定石化されていることも納得できる。
では他に選択肢のないゲームなのかというと、そうではない。一通りのマイルストーンを獲得すると、途端に選択肢がグッと広がり無限の可能性を感じさせてくれる。何となく将棋のような奥深いゲームだと感じられた。
今回、私は従業員をひたすら雇って会社を大きくするリクルーター戦略でプレイすることにした。まず1ラウンド目にCEOの能力でリクルーターガールを雇い、2ラウンド目でもう1人のリクルーターガールとウエイトレスを雇う。この女性ばかりの華やかな会社で3ラウンド目に3人雇うことが可能となり、マイルストーン「最初にターン内に3人雇用した」を達成。
この効果で幹部候補生が2人入社するので、一気に会社を大きくすることが出来た。ちなみにマイルストーン「最初にウエイトレスをプレイした」も達成しているため、ウエイトレスを1人働かせるだけで何故かバーガーもないお店に客が来て$5を稼ぐことができる。やばいお店にしか見えないw
ランダムマップで毎回変わる顧客の獲得が激しい!
マップはゲーム毎にランダムに配置され、人数により大きさが変わる。顧客である家や道路の配置が変わり、どこに店を設置して、どこに何の広告を置くかによって需要が変わるので非常に悩ましい。
マーケターを雇用すると広告を出すことができる。マーケターの能力によりお店から数タイル離れた場所に看板、郵便受け、飛行機、ラジオの広告を出すことができ、広告を受けた家はその商品を欲しがるのだ。
悩ましいのは、どの家にどんな商品の需要を生み出していくか、ということでこれにより他店との競合が生まれてくる。非常にインタラクションの強い仕組みで、同じ商品を扱っているお店なら、顧客はより近く、安い商品を求める。
しかも顧客の中には庭付きの家に住むお金持ちもいて、その客は通常の2倍のお金を支払ってくれる。これはぜひお得意様にしなくてはならない。この毎回違うマップでその状況に応じて適切な商品を作り、広告を出して需要と供給をコントロールするところが非常に面白い!
ただしこれは非常に攻撃的な要素ではある。
今回、赤の私のお店ではハンバーガーを生産して周囲の家に販売して着実に売り上げを伸ばしていたが、写真右上のレモネード屋さんが飛行機による大々的なキャンペーン広告を出してきた。
これにより私のお店の周りにある家は軒並みレモネードを欲しがるようになった。飲み物を全く用意していなかったので、慌てて「使い走り」を雇ってレモネードを買いに走ったが、全く収入のないラウンドが生じてしまったためバーガーも無駄になり、大きな減収となった。ちくしょーw
そういった顧客の獲得競争があるため、攻撃的なインタラクションを好まないゲーマーには合わないかもしれない。
長くなったのでさらに続きます。
次回はまとめです。
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