015: テラミスティカ:革新の時代 〜湖の霊能者〜
今回、初めて「浜松ボードゲーム同好会」に参加させていただいた。日曜日の9時開始から参加したのだが、会場に入るとすでにウォーゲームが始まっており度肝を抜かれたw
何でもアメリカ南北戦争をテーマにしたウォーゲームとのことで、聞くと2日間の会で昨日から初めてまだ終わっていないらしい。凄いなぁ。
そんな会なので重ゲーが気楽に立てられるのが素晴らしい。というわけで、久しぶりに「テラミスティカ:革新の時代」を遊ぶことができた。
ゲーム概要
テラミスティカは2013年ドイツゲーム賞をはじめ数々の賞を受賞している名作で、2023年に新たな進化を遂げたのが「革新の時代」である。詳しいことは以下のレビューを参考にして欲しい。
湖の霊能者でプレイ!
今回は、最近テラノヴァから急にテラミスティカにどっぷりハマったshuさん、相席で革新の時代は3回目の方、私の3人プレイで遊んだ。shuさんが哲学者を選択したので、私は強いだろうという霊能者を選択。もう一人はゴブリンを選択された。
霊能者は特別アクションとして、5パワーを獲得し、同時にもう1アクションを行う能力を持っている。つまり最初から毎ラウンド5パワーの収入があるのと同じになるのだ。これは強そう。
今回は3人プレイということで1〜3人用の狭いマップを選択。
このマップで遊ぶのは初めてで狭いと知ってはいたが、実際に遊んでみると本当に狭い!w
初期配置で悩んだが、湖の種族という利点を活かすため、あえて他の種族と隣接する狭いエリアを選んだ。最初から船を1つ持っているので河川で離れていても平気♪ あとで橋を架けて町を作る予定とした。
毎ラウンド、序盤はパワーアクションを取り合う形になったがパワー収入の多い霊能者はその点が非常に楽だったように思う。毎回何らかのパワーアクションを行い、しかも連続手番も行えるので手番の遅れもほとんどない。これは使いやすい。
しかし本が手に入りづらい。前回は哲学者を使用していたので自然と本を利用したプレイになっていたが、今回はそうもいかない。その点、荒野の哲学者shuさんは、本をジャブジャブと手に入れて楽しそうだ。
哲学者は豊富に手に入る本を利用して本アクションをしたり、革新タイルも2、3枚獲得できるので、とても「楽しい」勢力なのかもしれない。それに比べてゴブリンはスコップを1つ使うと2金もらえるだけなので地味に見える。何だかプレイヤーの表情も暗いように見えてきたw
湖の種族は最初から船舶値を1つ持っているので、1マス離れた土地にも楽々と広がっていくことができる。今回の狭いマップには非常に良かったように思う。上手く荒野の種族をすり抜けて、広いエリアへ進出することができた。
こういう攻撃要素のない陣取りがテラミスティカの醍醐味であると思う。他プレイヤーとくっつきながら離れていく道を探すのがとても面白い♪
別館は便利そう
一方、平原のゴブリンはマップ右端で窮屈そうだったのだが、何やら紫色の木駒を置き始めた。何だろう?と思って見てみると、能力タイルによる効果で得られる「中立の別館」のようだ。
これにより都市の設立に必要な建物の数とパワー値を補ってくれるものだ。そういえばそんなのがあったw これは非常に便利。楽々と都市を設立されていた。
元々のテラミスティカでは狭いエリアで詰んでしまうこともあったが、これなら何とかなる場面もありそうだ。非常に気の利いた改良だなぁ。
4パワーの能力タイル追加!
ゲーム中盤になってくると様々な能力タイルにより収入が増えたり、特殊なアクションを得ることができるのだが、これが本当に気持ち良い。特に今回は4パワー獲得の特殊アクションを得たのだが、霊能者の元々の5パワー+追加の4パワーで毎ラウンド9パワーを好きなタイミングで得ることができるようになった。
これにより毎ラウンド、パワーアクションを自由に使うことができるようになった。あるときはスコップ1本、2本を得たり、またあるときは7金を得ることができた。柔軟に自分の思い通りの戦略を進められるため使いやすかった。
哲学者は強かった
ゲーム最終得点は、荒野の哲学者188点 vs 平原のドワーフ 141点 vs 湖の霊能者 128点。哲学者の勝利となった。本を上手くやりくりすることで革新タイルを早期に獲得し、本アクションも競合相手がいなかったので自由に使えたのは大きい気がするが、shuさんの見事なプレイングに完敗である。
私は序盤の拡大がやや遅れたため、能力タイルが獲得できず、収入も安定しなかったことが悔やまれる。128点はテラミスティカなら上出来だが、革新の時代ではロースコアと言わざるを得ない。
今回の満足度:9点(10点満点)
久しぶりの革新の時代は楽しかった♪
強化された能力タイルや大量得点も可能な革新タイルにより、特に終盤は非常に拡大感があり気持ち良い。ただし、戦略的に色々できるようになったためゲーム終盤への方向性が見えにくくなっているように感じるので、常に目的とする方針を探る難しさがあるように思う。
1〜3人用マップはとても狭くて面白かった。テラミスティカは寄り添いながらも距離を置きたい「ヤマアラシのジレンマ」が楽しいゲームなので、マップの人数調整があるのは非常にありがたい。
まだまだヘボいプレイングだが、これからも革新の時代を楽しんでいきたい。次はどの勢力にしようかな〜♪
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