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25-002: 初ボドゲ、エンパイアズ・エンド

今年の初ゲームは、長男ショーンと三男レオンとの3人プレイとなった。本当は家族5人で「フィレンツェの匠」か「モダンアート」を遊びたかったのだが、初詣に行ったら帰りが遅くなったのでボドゲで遊びたい3人でプレイすることにした。

急遽決まった3人プレイだったのでボドゲの選択に迷ったのだが、昨年の初めに遊んで非常に好きになった作品である「エンパイアズ・エンド」を久しぶりに遊ぶことにした。



ゲーム概要

苦しい、苦しいしかないぞ!

昨年、年明けの豊橋ボードゲーム会でそんなことを言われながら遊んだ「エンパイアズ・エンド」。時代設定は特に指定されていないが、プレイヤーたちは滅びゆく運命にある帝国の皇帝となり、襲いかかる災難をお互いに押し付け合いながら苦難を乗り越えていくボードゲームである。

システムやルールに関しては、昨年の記事を参照して欲しい。


ルールブックは分かりにくい

今回、久しぶりに遊んでまず感じたのは、ルールブックが分かりにくいことだ。ゲーム性は一言で言えば「ゲーマー向けのゲシェンク」と言えるほどシンプルなのだが、意外と細かいルールは多い。

特に今回引っかかったのは「災害カード」の下部分に示された「イノベーション能力」を構築するのはどのタイミングなのか?ということだった。結論としては2タイプあり、

①災害フェイズで災害カードを受け取った直後にノーコストで構築できる。
②産業フェイズでハンマーのコストを支払って構築する。

ということだったのだが、説明書の最後のクイックリファレンスにその記述がなく、かなり時間を取られてしまった。また親マーカーを移動させるタイミングも分かりにくかった。


ようやくゲームスタート!

上記ルールを把握するのに時間がかかってしまったためインストに時間がかかってしまった。今年の目標に「スムーズにルール説明を行う」というのを追加しようかしら。

ともあれ、ようやくゲームスタート。スタPであるレオンが並べた領土タイルを真似してタイルを並べる。今回の領土は真ん中に農地が広がり、端に街や都市が配置されることになった。

特に右側は高得点の「都市」と「」があり、蛮族と戦うための軍団が配備されている要所となっている。この地域は特に死守する必要がありそうだ。


プレイ記:襲いかかる苦難を凌ぐのが楽しい♪

久しぶりに遊んだが、やはり容赦なく災害が降りかかって来る。お互いにヒーヒー言いながら、衝立の向こうを何となくカウンティングしつつ資源を出して苦難を避けていく。これを楽しいと思える自分はちょっとマゾ気質なのかもしれない。

ゲームは三男レオンが早々に高得点の都市を焼かれる苦しい展開となったが、軍団を意地で残していくスタイルで軍事国家を目指しているようだった。一方、私は都市や街の災難は上手く回避できていたのだが、おかげで軍団を一つ潰すことになり、またイノベーション能力もあまり得られず発展の乏しいゲーム展開となった。

そのため蛮族が攻めてくる闘争フェイズでは、毎回レオンの一人勝ちとなる状況が続き、徐々に得点が離されていく。闘争フェイズでは、お互いの剣の数比べをして1位だと追加勝利ボーナスもあるため、7〜8点ほど毎回離されていく。

他に点数を稼ぐタイミングもあまりないので、1人だけ軍事国家で走らせるのは良くなかったのかもしれない。

そして次々に襲いかかる災難により、ついに32点という高得点の我が都市も焼け落ちてしまった。荒廃した領土はあとで復旧させることもできるのだが、ハンマー12個はさすがに辛い。これは大きな痛手となった。

それにしても災害フェイズが多い。特に3、4人面では「ダブル災害」という地獄もあるため、「えー!またー!?」という悲鳴が何度も起こったw

最終局面

そして終盤になり、もう少しで災害フェイズも終わり・・・と思った瞬間、悲劇はやってきた。地震飢饉のダブル災害なのだが、よりにもよって高得点の街が集中している右端なのだ。

この終盤にきて20+25=45点の損失は痛い、痛すぎる。これを受けると敗北は濃厚だ。しかし、条件はショーンもレオンも同じはず。ここは最後の意地の張り合いで勝負!

予想通り、お互いに持てる資源を出し切る総力戦となった。相手の顔色を窺いつつ、残り少ない資源を絞り出していく。

早くみんな降参しろ!

そんなことを心の中で叫びつつ、うすら笑みを浮かべながら小麦、斧、ハンマーを出し合っていく。中央の場は無造作に投げられた資源で溢れかえり、ついに私の25点の街は地震により荒廃してしまった・・・。

飢饉はレオンの軍団の一つを破滅に追いやったが、時すでに遅し。5点の軍団が一つ減ったところで盤石の軍事国家は揺らぐことなく、最後の闘争フェイズも勇敢に戦い抜いていた。

結局、ゲームは闘争フェイズで勝ち続け、最後に都市を復旧させ180点を叩き出したレオンの軍事国家が勝利となった。領土を守ることばかり気を取られたSato39帝国は、イノベーションを上手く起こすことが出来ず136点のロースコアで第3位。ぐぬぬ。



今回の満足度:8点(10点満点)

久しぶりに遊んだが、やっぱり楽しかった。
国内、海外とも2023年に発売された作品でありながら、あまりプレイ報告も聞かずちょっと寂しい気もするが、ゲシェンク好きな私には刺さる作品となっている。

ゲシェンクは非常に面白いゲームなのだが、数字だけが書かれたカードで遊ぶため見た目が弱い。また20分ほどで遊べるのはメリットであると同時に、コアゲーマーにとってはちょっと物足りないボリュームでもある。

その点、エンパイアズ・エンドはリソースも3種類あり、領土のイノベーションにより拡大していく要素もあり、非常にやりごたえがある。3人で90分というプレイ時間はやや長い気もするが、イナズマモードというショートゲームもあるので、次回はぜひ試してみたい。60分ほどでサクッと遊べるなら重ゲーの合間に丁度良いかもしれない。

今年は好きなゲームを繰り返し遊ぶのもいいかもしれない。

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Sato39
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