バラージ
今回の満足度:10点(10点満点)
最近、バラージ熱がすごい。なかなか対戦相手がおらずBGAでばかり遊んでいたが、3人重ゲー名作会ということで久しぶりに実物のバラージをプレイすることができた。やっぱりバラージは最高・・・!
プレイヤーは水力発電を開発する国営企業のCEOとなり、ダム、導管、発電所を建設して発電を行い、最も勝利点を稼いだプレイヤーが勝利者となる。
バラージを知らない方は、まずこちらをどうぞ♪
プレイ記
村の人生に続いて、shuさん、Oさんと3人プレイ。
まず実物のバラージをプレイするのはかなり久しぶりなので、やはりこのダム駒の立体感や雰囲気にテンションは早くもMAX!インストが終わるのを待っていられない気持ちだった。
今回、私が選んだのはフランスのジョセフ・フォンテーヌ(白)。発電の際に3少ない発電量で契約を達成できる根回しの良いおじさん。引いた重役は、グラツィアーノ・デル・モンテで、レベル3のダムが水を4つまで保持できる。
もうこうなると何とかしてレベル3のダムを作って、爆発的な発電を行いコストの高い国家契約を達成したいところ。shuさん、Oさんの度肝を抜いてやるぜ!w
第1ラウンド
今回は水を確保してがっつり発電をしていきたいので、迷わず3金かかる上流の方へ基礎を建設し、上部もしっかり建てていく。
「何だかヤバいところへ建ててますね・・・。」
いきなりお金のかかるところへ建設したので、ちょっとざわついたw
第2ラウンド
建設ホイールを回して、2つ目の基礎も建設。
導管を建ててないが、3ラウンド目ぐらいまでは発電する気はないので、まあ後でいいか、と判断したのだが、結果的にはこれが裏目に出てしまった(uu;
第2ラウンド終了時。
基礎を横に並べて導管、発電所を繋げ、連続的に発電できるように配置した。今後の発電に向けて配置は良いのだが、さらに3金かけたので資金不足に悩む…。
後で気付いたのだが、2つ目の導管を建設していないので3金の収入を得られず、それが資金繰りを悪化させているのだろう。
第3ラウンド
建設ホイールを回して茶色の掘削機を手元に戻した。
他プレイヤーの手番の間、ずっと次の一手を迷っていたのだが、やはり2つ目の導管を建てて3金収入を解放しようと決めた。
そして回ってきた私の手番。
ふと盤面を見ると、平原にまだ基礎スペースが空いているぞ!
平原は基礎コマも上部コマもコストが安いので追加で建設しやすい。
これはチャンス!
ノータイムで基礎を建設!
そして手番が終了してから思い出した。
「そうだ、導管を建設するんだった・・・。」
第4ラウンド
その後、さらに建設ホイールを回して掘削機を手元に戻し2つ目の導管を建設するも、レベル3のダムを建設したいがためにコンクリートミキサー駒を補充し上部コマを建て続けたおかげで、それ以上の導管を建設するのは非常に難しくなってしまった。
だがそのおかげでレベル3のダム2基を建設し、水も4個まで貯蓄はできた。
さあ、これからは怒涛の発電を行なって挽回していくぞ!
と、思ったら、shuもOさんも発電を行い始め、発電ラッシュが始まってしまう。
「契約達成のためには、もう一つ発電所を建設してから発電をしたい」などと考えていたら、どんどん発電のアクションスペースが埋まっていき、あっという間に発電できなくなってしまった。
しまった。
何だか分からないが遅れをとってしまった。仕方ない、次のラウンドで勝負だ。
第5ラウンド
得点としては、shuさんが頭一つ飛び出しているが、私の2基のレベル3ダムには4つの水駒が貯蓄されている。このラウンドで大量発電を連発して高得点の国家契約を達成できれば十分逆転できるはずだ!
そんなことを考えながら始まった最終ラウンド。
他のプレイヤーのダムには水は1つずつぐらいしかない。発電量も大したことないので発電しないだろう・・・などと考えていたら、次々と少ない発電量で発電していくではないか!
「大量発電されたらヤバイ。スペースを埋めとかないと。」
そんな声が聞こえてきた!?
なんと大量発電を妨害してきたのだ。
う゛わー、やめてくれー!
・・・
かくして、大量発電の野望を打ち砕かれた私は国家契約を達成できず高得点を獲得することは出来なかった。
しかし、まだだ!ラウンドボーナスがあるのでまだ分からないぞ!
と思い確認してみると、このラウンドのボーナスは導管1個につき4点。
え!?導管?
なんと最終ラウンドのボーナスは導管の数によるのだが、全く気にしていなかったw
導管は2個しか建設していないので最大で8点。
しかも発電量が1足らず、-4点で4点しかない・・・。
最終得点計算
目的タイルは、平原でダムを建てまくった私が1番で15点を獲得するも、最終ラウンドのボーナス点が振るわず80点。
ゲームは、発電量が4以下の場合は4発電になる重役ヴィクトル・フィーゼラーを生かして、毎ラウンド小刻みに発電を行ったshuさんが86点で勝利。Oさんは自分の得点を無視して全力で私を止めに来て失速した。
ロースコアゲームとなったが、非常に緊迫した熱い戦いだった。
感想
こんなヘボプレイを晒して恥ずかしさしかないが、やっぱりバラージは最高!
初めてバラージをプレイした時は、カツカツのリソース管理が非常に厳しく、ダムの位置や水の取り合いなど激しいインタラクションのために自分には少し難しいと感じていた。
しかし数年経ってBGAを契機に再びプレイをしてみると、自分の成長もあるかもしれないが厳しく思えたところがちょうど良く感じる。
また間接的だが強烈なインタラクションも、気が置けない仲間とプレイすると最高のスパイスとなってゲーム体験を唯一無二のものにしてくれた。
ボードゲームの楽しさを改めて実感させてくれた作品。
それが、バラージ!!
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