021: テラノヴァ 〜レプラコーン〜
息子の受験が無事に終わり、ようやく落ち着いてボードゲームができるようになったw まだ引越しの準備やらで忙しいのだが、ホッとしている息子を捕まえて毎晩のように「1ゲームしようぜ」と悪友のごとく誘っている。
今回はまだ長男が未プレイだったテラノヴァを遊ぶことにした。テラミスティカぐらいいつでもインストなしで遊びたいからねw
ゲーム概要
「テラミスティカ」は2012年に発表された世界的に有名な戦略ゲームで、2013年のドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト、同年ドイツゲーム賞1位など数々の受賞歴を誇る名作。発売から10年経過した今でも根強い人気を誇っており、私も大好きな重量級ゲームの一つである。
その「テラミスティカ」が中量級に遊びやすくリメイクされた作品が「テラノヴァ」。デザイナーは新人のアンドレアス・ファウル(Andreas Faul)氏に代わっているが、開発自体はテラミスティカの発売元Feuerland Spieleが行っており、イメージを壊さないリメイクになっている。日本語版はテンデイズゲームズから出版。
プレイヤーは10種族のうちの1種族を担当し、平和的に領土を広げて最大領土を目指す。5ラウンド行い、最も勝利点の多いプレイヤーの勝利となる。
なおテラノヴァの詳しいルール、魅力はボドゲーマでレビューしているので参考にしてもらえると嬉しい。
2プレイ初回推奨セッティング
今回、長男ショーンがテラミスティカシリーズ初プレイだったため推奨セッティングで遊ぶことにした。マニュアルにある通り、ラウンドボーナスを配置すると、1ラウンド目から家、交易所、宮殿と順番に建設するとボーナスが得られるようになっている。うーん、なんと素直なセッティング。
家の初期配置も決められている。隣接した場所と離れた場所の2箇所が用意されているのだが、どうみても中央でバチバチに交差してしまう。盛り上がるようにセッティングされているようだ。
指導的テラノヴァなので、これは負けられない戦い😊
全力でいかせてもらいますw
種族はレプラコーン vs フェアリー
種族も指定されており、ショーンはフェアリーを選択。私はレプラコーンとなった。レプラコーンの特殊能力は1スコップ使うたびに2パワーもらえるパワー重視。積極的にスコップを使っていきたい。
対するフェアリーは、毎ラウンド収入で2パワーもらえる。まあ、何もしなくてもパワーがもらえるので初心者には使いやすいですな。しかもフェアリーは宮殿を建てると2パワーでスコップを使う独自アクションあり。これは強そう。
2人用選択ルール「幸運な金鉱掘り」
ゲームが始まるとやはり中央が激戦区の様相となり、フェアリーがいち早く中央に向かって進出したので、黒のレプラコーンとしては諦めて船で繋ぐ方針とした。やはり2人用マップは狭い!
またゲーム展開にランダム要素を加えたかったので、今回は2人用選択ルール「幸運な金鉱掘り」のルールを採用。これは毎ラウンドの初めに使用していない色の家駒をランダムに1つずつ選び、所定の位置に配置していくというもの。
これを置くことで、相手プレイヤーと離れたところでも交易所を建てやすくなり町を作ることができる。また相手の嫌なところに置くお邪魔プレイも可能になり、なかなか面白い。
熱いデッドヒート!
レプラコーンは収入が多いのか、積極的にスコップを使って土地を変換して建物を建てていくと自然とお金が貯まるようになった。能力とも結びついており、拡大していく感じがとても気持ちの良い種族だ。
ゲームとしては中央から広がるフェアリーに対して、船で繋いでいくレプラコーン、という図式になった。点数的にも非常に接戦で、ずっと抜きつ抜かれつのデッドヒートとなっていたが、最終的なエリアの得点が効いて73 vs 66でレプラコーンの勝利となった。
感想
今回の満足度:8点(10点満点)
テラノヴァは数ヶ月ぶりに遊んだが、やはり面白い!
テラミスティカの魅力がギュッと濃縮されて詰め込まれているので、60分のプレイ時間でとても満足感を得ることができる。
特に2人用マップのおかげで、2人プレイでも十分に面白いテラミスティカ体験を得られるところがテラノヴァの素晴らしいところ。純粋なユーロゲーム感もたまらない😊
初プレイのショーンも非常に楽しめたようでテラミスティカを好きになってくれたようだ。やはり導入にはテラノヴァが良いと改めて実感した。もっともっとテラノヴァをプレイして、テラノヴァ→テラミスティカ→革新の時代へと導いていきたい♪