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今週のからくりカレーは日野です(1月5日~1月11日)



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今日はえびすやの前に並んでいた。


渋谷で行列ができる飲食店と、日野市で行列ができる飲食店でどちらが異常なのかというと後者であります。
えびすやには行列ができていた。
自分が食べる後にも何人も待っている。


しかも、みんな、1050円を握りしめているのが透けて見えた。1000円で食べるにはちょっとお得すぎるやつが店にいるから。


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迷いもなく中華そばとカリーのセット券1000円を購入。

50円でタマネギマリネも頼む。


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中華そば

醤油ベースの甘辛スープにちょっと太めのまっ黄色なストレート麺、でっかい叉焼、味の濃いメンマ、刻み玉ねぎ。
刻み玉ねぎが香ばしい醤油と絡んで、それはもう、相当美味しいけど、さらに太めの麺の懐かしいすすり心地がすごく好き。

んで、どうやらこれは八王子ラーメンと呼ばれているものらしい。

八王子ラーメンの特徴

■ 醤油ベースのタレ
■ 表面を油が覆っている
■ きざみ玉ねぎを具として用いる


勘の鋭い方はもう気付いてしまわれたかと思いますが、これ、なんだか、玉葱がたっぷり使われている、あの食べ物、カレーみたいなラーメンなのです。



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チキンカリー・キーマカリー

カレーがすこし遅れて来た。

チキンカレーは鶏肉がふわふわやわらかくてすぐに消えた。
キーマカレーはさらさらとしたスープ状で挽肉はそこまで目立たず、クローブ強めに感じる。

クミンがぷちぷちのターメリックライスは、ライス単体でも美味しいのは察してくださると信じてます。
ライスにぶっかけて食べたら本能的にスプーンが動き続ける味してる。


ここでポイントです。
辛~~いタマネギマリネ50円はあるのと無いのでは世界が違いすぎるので、本当に注意です。

タマネギマリネ無しの世界はSuicaの無い電車くらい不便。
いくらケチでもお金がなくても、このタマネギマリネなら50円を出すべきなのです。
きりっと酸味があって、まあ辛くて、カレーもラーメンも引き締まる。


カレーで印象的だったことが、どちらのカレーにも通じているのは魚粉のような香りがすること。


つまり、ラーメンに限りなく近い存在のカレーであるということ。


ラーメンみたいなカレーと、カレーみたいなラーメン。
最後にはラーメンのスープをご飯にかけたりしても、お互いのなじみの良さが尋常ではない。


うますぎる上に、この組み合わせはちょっとかっこよすぎるやん・・・。
この2品をえびすやとして掲げてきた店主の頭脳は日野市の遺産だ。



多分、次行った時ももれなく胃もたれするはずだけど、それでもまたあの浮遊感に浸りたい。



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えびすや
住所:東京都日野市南平4-30-26 (南平駅より徒歩8分)
営業時間:11:30~14:00 17:00~20:00
定休日:木曜日


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