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『ビッグ・オーとの出会い』


Shel Silversteinの『THE MISSING PIECE Meets the BIG O』という絵本が大好きです。

ひとりでは動けない角ばったカケラはいつもここから連れ出してくれる誰かを待っていました。しかしビッグ・オーに出会ったことで、自ら転がっていくお話しです。

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生きているとさまざまなタイミンクで、BIG Oに出会います。一緒に連れて行ってよ!と言っても「僕には欠けてる所はないから君は連れて行けないよ」「出来ないって言うけど、やってみたことあるの?」「転がった先でまた会えるかもね」そう言い残してBIG Oは行ってしまいます。ぽつんとひとり残された私は、もしかしたら自分で転がれるかもしれない?!と思い始めます。そして実際転がってみるのです。


誰かに運んでもらうことを待たず自分で転がることを決めると、途端に自由になりました。どこへでも自分で転がって行けます。転がった先でもたくさんのBIG Oに出会いました。そしてこれからも出会い、また転がってみようとするのだと思います。

シンプルなイラストもとても素敵です。原書が好きなのですが、和訳なら倉橋由美子さんの「ビッグ・オーとの出会い」がお勧めです。一歩踏み出す気持ちになる。そんな絵本です。


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sato
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