雑相という言葉と重要性①
今回はファッション小売業における組織・チーム作りにおいて、私が大切にしている事を書こうと思います。
新人が入社した際に伝える事の一つに、
"報連相"があります。
報告・連絡・相談
これを知らない人はあまりいないと思います。
私が尊敬する澤円さんは、以前voicyで報連相をこの様に紐解いて解説していました。
◆報告は"過去の事"
◆連絡は"今の事"
◆相談は"未来の事"
私も、これら全てに優劣はなく、大切な事であると考えています。
しかしながら、この報連相の理解が乏しかった時の私(マネージャー時)は、この中の相談(未来の事)に関して、非常に甘い捉え方をしていました。
相談とは未来の事であり、メンバーの将来への展望や迷い・不安などが挙げられます。
ここで例を挙げてみましょう。
組織・チームのマネージャーをしている方なら一度は経験があるであろう、メンバーの退社問題。
マネージャーに届く内容と言えば、
「○○は転職活動をしている」
「次の職場が決まったらしい」
本人からは「○○付けで退社します」
この様な事例が、多くの組織で日々起こっている事でしょう。
この一連の流れに、マネージャーへのメンバーからの相談はありません。メンバーは信頼している同僚や先輩、後輩には転職を検討している段階から必ず相談している事でしょう。
このマネージャーに届いている内容は、
完全な事後報告です。
では、なぜこの様な事が起こるのでしょうか?
信頼関係に関しては過去にこの様な記事を書きましたので是非読んでください。
まず前提として、マネージャーとメンバーの信頼関係が構築されていない事は明らかです。
・そもそも嫌われている。
・相談してはいけない内容だと考えてしまう。
・相談しづらい。
・上の人だから決まってから伝えよう。
この様な要因から、マネージャーへの相談を躊躇ってしまうのだと考えます。
マネージャーに足りていないことは何か。
それは
"対等"な信頼関係です
私は上司、部下という言葉が嫌いです。
私はこの上下の関係を成立させてしまう事こそが何よりの問題だと考えます。
メンバーがマネージャーの事を"上の人"と捉える。
これは自然な事だとしても、マネージャーがメンバーの事を"下の人"と捉える事が問題なのです。
とはいえ、メンバーと対等に接するとは具体的にどの様な事を心がければ良いのでしょうか。
私が考える大切なキーワード、それは
雑相です
次回はこの"雑相という言葉と重要性"について深掘りして書いていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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これからも宜しくお願い致します。
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