意思決定について。【sato流 戦略実行講座⑮】
データや情報を収集して分析し、傾向や法則性を見出して将来について意思決定を行います。
市場に対して様々なアクション(例えば新製品を投入するとか、広告をするとか、キャンペーンなどの販促を行うとか。)を行うと、お客様である「人」は自分で意識的に商品を必要として好みの商品を選んで購入していると思っていますが、無意識に反応している部分も多く、「人」の行動をずーーーと引いてみてみると、物理的な刺激に対しての反応ということが起きています。ですので、統計的に傾向が出てくるのです。
例えば、寒くなってきたら温かいものを食べたくなりますが、寒さに反応してそう思うのです。ですから、気温と鍋の具材の売上に相関関係があって、気温の予想に基づいて鍋の具材を仕入れると、売上が最大で、在庫ロスが最小となります。
しかし、データや情報はあくまでも過去のものなので、過去からの延長で見た場合の傾向でしかありません。
そこで実際の意思決定は、
過去の傾向 + 現在の状況 + 直観
で行っています。
「直観」というのが意外と役に立つのですが、「無」になってひらめきを得たときにのみ有効です。
多くの場合は思考にクセがあって、同じパターンに陥ってしまいます。
コンサルは意思決定支援を行いますが、
常に物事をそのまま素直にみるようにトレーニングして、直観を磨くようにしています。