「10/6ガイアの夜明け」大戸屋買収劇から【コラム】
昨日の「ガイアの夜明け」は大戸屋買収劇についてでしたが、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
コロワイド社のほうが1枚も2枚も上手で、完全にシナリオ通りに短期決戦で大戸屋を手に入れたという感じがしました。
そして、大戸屋側は寝耳に水であたふたし、事態を読み切れなかったという風に受け取りました。
感情的に訴える手段や、個人株主やホワイトナイト候補などあてにならないものをあてにしたこと、論点を「セントラルキッチン」というコロワイド側の土俵で繰り広げたことは危ういと感じました。
事態を冷静に分析し、物理的に対応すればよかったかもしれませんね。
しかし、これは事態がきれいに整理され、TVでゆっくり観た感想です。
晴天の霹靂でいったい何がどうなっているのかわからないままに事が進んだというのが実際のところだったのでしょう。心の切り替えができないまま、追い詰められていくような感じだったのかな?と想像しました。
コロナと相まって、本当に大変なご心労だったと想像します。
私もサラリーマン時代、ごく普通のOLにも関わらず、突然、水面下でのお家騒動に巻き込まれ、誰が敵か味方かわからない状態になった経験があります。時間が経てば状況が見えてくるのですが、何が起きているのか全く想像がつかず頭が混乱しました。
本当にOLという職業は命がけです。
お茶やお花をたしなむだけでは、世の中の荒波を乗り越えていけないのです。暗号技術、洞察力、怪しい人の動きを察知する能力など、戦国武将か忍者かというぐらいのスキルが必要ですね。
お手伝いしているクライアントさんでも、本当にいろんなことが起こります。が、上記の経験から、たくましく事態を見ることができるようになりました。
「不測の事態はいつでも起こる」ということを肝に銘じ、脇をしめていきたいものです。