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参入障壁を高くする。【sato流 市場戦略 講座Ⅰ㉖】

参入障壁とは、ある業界に新規参入する企業がそう簡単には入れないような障壁のことです。

例えば、ガラス屋さんなら、専用の炉が必要で、しかも技術が必要です。これらは多額のコストや時間がかかるので、そう簡単に新規が参入できません。

この参入コストが大きいほど、障壁に守られる程度が大きくなり、その業界の企業は新規参入競合の脅威から守ることができるのです。


特殊な産業ばかりではなく、一般の消費財でも参入障壁を高くすることができます。

一番高くできるのがブランドです。お客様の心の中に参入障壁をつくるという方法です。

このカテゴリーの商品なら、このブランド」とお客様が認識されると、他のブランドになっていない(=お客様の心の中に確立していないブランド)商品はお客様の商品選択グループに入ってこないのです。

これだけネット通販が普及しますと、選択ブランドに上がらなければ、目に触れることがさらに少なくなります。

ブランド強化によって参入障壁を高くし、新規参入競合から守ることができるのです。


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