『愛』こそが存在する最大の力。(アインシュタイン)【商品分析⑱】
緊急事態宣言下のゴールデンウイークの後半ですが、緊急事態宣言に入る前に、新しい本や雑誌を仕入れる暇がなかったので、暇に過ごしています。そこで、いつかは観ようと思ってお気に入りに入れていた動画を観て過ごしました。
ゆっくりじっくりと観てみると、おもしろいことに気が付きました。
一般の人が毎日4~5分アップしている飼い猫の日常の動画が、100万回も観られているのです。他にも沢山猫の動画があるのに何が違うのか、比較して見ました。
この大人気の動画は、さりとて奇をてらうことなく、日常の猫の様子を動画に収めているだけです。しかし、飼い主さんが飼い猫のために、自分はさておき贅沢な猫グッズを買ったり、それもいつしか持ち物の9割は猫の物だったり、寝具を買い替えて猫が匂いが慣れないので警戒しているのを、自分のTシャツを脱いでそれを置いたり、引っ越しの際は、長距離にも関わらず猫のためにタクシーに乗ったり、自分がお出かけしなければならないときは、猫のために『トムとジェリー』のビデオを用意するなど、とても猫をかわいがっている様子がほほえましいのです。やらせも一切なく、猫を大事にしているので、安心してみることができます。
そして、韓国ドラマの『100日の朗君様』も一気観しました。こちらも、悪役は登場するのですが、明確に悪い人たちでやっつけてしまうのではなく、背後にあるそうせざるを得なかった事情が描かれています。詐欺でさえ、最後は仲間になってしまうのです。
どちらもストーリーを追うのではなく、背後にある「愛」を感じることができます。人気の秘密はこれなんだなと思った次第です。
ふと、アインシュタインが娘に送った手紙に書かれていたという、
「『愛』こそが存在する最大の力」
「世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った」
ということを思い出しました。
製品・サービス開発にも、新規事業開発にも「愛」の視点を忘れないようにしたいものです。