4P-Product 社内の常識は世間の非常識という意識で【sato流マーケ講座Ⅰ㉓】
パッケージの裏面や取扱説明書、広告でお客様に新製品のことをお伝えするときに特に注意しなければならないことがあります。
それは、社内で使っている言葉が本当にお客様に伝わるのか?ということ。
社内では当たり前に使っている専門用語は、ほとんどはお客様にとっては「?」なのです。
たとえば、実例ですが、
お薬の形を粉末から錠剤に変更し、リニューアル品の評価のアンケートしたときに、返ってきた回答用紙に次のように書かれていました。
*『 3)剤形 』は、ある設問の選択肢の3番目に『剤形』を入れていたという意味です。
『剤形』というのは、薬の形状のことですが、お客様には通じていなくて、✖が付けられ、『財形』と直されていました。そしてその横に「でも何で?」と書かれていました。
社内では『剤形』は空気のように当たり前の言葉ですが、世間では全く通じない言葉だったのです。
お客様が「?」と感じられた時点でその先を読んで頂けないので、一般的な言葉かどうかを常にチェックする必要があります。
「これくらい漢字を見ればだいたい見当はつくだろう」という甘い考えも捨てなければなりません。
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