
販路開拓の実際【sato流 戦略実行講座⑳】
販路開拓で悩まれている企業様は本当に多いです。新規販路開拓はどこから手を付けてよいのか?飛び込み営業なのか?と不安になりますよね。
基本は、流通はコンセプトベースでお話が進みますので、コンセプトにふさわしい販路に営業を仕掛ければよいのです。この件については、【sato流マーケ講座Ⅰ㉚】でご紹介していますので、そちらをご参考ください。
コンセプトに合致した展示会はチャンスが大ありです。チャレンジしてみてください。最近はネットで展示会をしているところもありますので、軍資金や人の手が少ない企業様にとってはさらにチャンスです。
販路開拓がスピーディに進むかどうかは、
➀コーポレート ブランド力が発揮できるカテゴリーかどうか。
企業の認知度が高く、新製品のカテゴリーに対して信用度が高い場合は、販路開拓が早いです。
新製品のカテゴリーがその企業の今まで信頼を培ってきたカテゴリーから大きく外れている場合は、コーポレートブランドが保証ブランドとして効果を発揮しませんので、少し時間と広告宣伝費がかかります。
➁新奇性の高いコンセプトと見た目形状が目新しいかどうか。
目新しいコンセプトで人々の潜在ニーズに合致している場合は、瞬く間に市場に浸透していきます。このとき、見た目形状が今までにない斬新なものであればあるほど目新しさで期待感が高まりますから、さらに早くなります。
見た目形状が従来品とさほど変わらず成分など中身が斬新である場合は、説得が必要になりますから、この場合は少し時間がかかります。
➀、➁の条件にあてはならない場合は、製品設計の見直しをするのも一手です。根性で販路開拓するよりもビジネスライクに考えることが大事です。
逆に中小企業様であまり知られていない企業様であっても、➁の条件をクリアする場合は大いにチャンスがありますので、どんどん営業をしかけてみてはいかがでしょうか。