山崎製パンの和菓子【事業戦略分析➂】
スーパーの和菓子のばら売りコーナーで山崎製パンの和菓子を見つけました。たぶんずいぶん前からあったのでしょうが、私は今日、初めて気が付きました。
どちらも賞味期限は1か月以上あります。お供え需要が多いと思いますので、いいですね。
パンコーナーの隣の棚がお和菓子のばら売りコーナーですので、周辺市場を開拓したのだと思います。実際に食べてみましたが、デパートの和菓子屋さんの味と遜色なく美味しいです。お饅頭の皮は、山崎製パンだなと感じました。パンカテゴリーを越えて積極的に市場開拓する姿勢が素晴らしいです。
山崎製パンは、パンも本当に美味しいです。ヤマザキ パンと意識しなくても、たいがい買っているのはヤマザキのパンです。
最近のお気に入りは、これです。
塩が美味しく、塩加減もいい感じでオリーブオイルによく合うのです。とても美味しいです。
そして、これはいいと思ったのが、『北海道チーズ蒸しケーキ mini』。
舌触りが滑らかで、優しいお味ですから、小さなお子様や高齢者の方に人気があるのではないでしょうか?もしそうだとすれば、この小さいサイズというのは食べきれる大きさなのがいいですね。お客様に寄り添っていると思います。
最近よく見る、『レーズンゴールド』の中原丈雄さんが、フライパンで焼いているCMもとてもいいです。ハーブも入れて、新しい食べ方の提案をしています。マネしたくなります。
もちろん、『春のヤマザキ パン祭り』は春の風物詩となり、生活に根付いています。
奇をてらうわず、お客様に寄り添いながら、地に足の着いた事業展開されているところが本当に素晴らしいです。今まであまりにも身近過ぎて、気に留めなかった企業様ですが、これからは注目して勉強させていただこうと思いました。
ちなみに、直近10年の売上高推移を見ますと、
ぐんぐんと右肩上がりで伸ばしています。素晴らしい!!
シェアは、なんと、95.4%! 凄すぎます。
パン市場規模の推移は、数字が入っていませんが、2018年ー2019年で1兆390億円とありました。右肩あがりです。
パン需要が米需要を上回っていて、パン需要が伸びている背景についてのコメントを見つけました。
確かに、生活スタイルからお米よりもパンのほうが食べやすいといことも大きな要因だとは思いますが、食べ物はやはり美味しくなくては続きません。
私は、山崎製パンさんをはじめとするパン屋さんの、お客様に寄り添う地道な努力がパン需要を伸ばしているように思います。