未開拓市場を見つける方法。洞察・ひらめき(その1)【sato流 市場戦略 講座Ⅰ⑥】
市場戦略の一番最初の未開拓市場を見つけるところはどのようにすればいいのか?というお話です。
<未開拓市場>
どういう市場を狙ってどんな新製品を出していくのか?雲をつかむような感覚ですね。(ここが一番コンサルがお役に立てるところなんですが・・。)
すべては、購買の動機になるお客様の欲求を理解することから市場が生まれます。
基本的には、お客様や世の中の全体の意識や価値観の変化を洞察して、ひらめきに従て仮説を立てていくのが一番のお勧めです。(少しトレーニングが必要ですね。)新製品開発時のアイデア出しも同じです。
なんとなくモヤモヤとこんな世の中になったら、人々が幸せになっていくんだろうなぁという想像です。人々はしあわせになりたいから欲求が生まれるからです。
そして、その想像する世界は、今よりも進んでいるかどうかを分析確認します。
私はよく欲求を確認するのに、マズローの【5段+自己超越】説を参考にしています。マズローの5段階説はよく知られていますが、『5.自己実現の欲求』の上に『自己超越』が付いているバージョンです。
『自己超越』を簡単に言うと、自分だけのしあわせではなく、皆のしあわせという具合に周りをも含めたしあわせを求めるものです。
環境に配慮した商品などがそれに相当します。
車ですと、ガソリン車から水素車や電気自動車になるのは、社会が進むと自然な流れなのです。
想像やひらめきというのは、トレーニングが必要となりますので、市場に影響を及ぼす外部環境変化に対応することでも、未開拓市場を見つけ出すことができます。
これについては、こちらの記事でご紹介していますので、ご参考ください。