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さらに事業拡大の方法【sato流 マーケ・事業戦略講座⑥】

前回は、1つの事業コンセプト内や1つのブランドコンセプト内で、どのようにして拡大していくのかというお話をしました。

ここでは、その枠を超えて事業を拡大する方法についてお話していきます。

なお、「事業」とは、独立採算で利益まで生み出す部門のことを言っています。

〇〇事業中に1つのブランドがある場合や〇〇事業=〇〇ブランドのようにな場合は、

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1つのブランドを大きくしていく手法と同じでよかったのですが、

さらに〇〇事業を拡大しようとしましたら、

まずは、〇〇事業コンセプトの範疇でブランドを増やします。

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ところが、これも限界があって、〇〇事業の事業コンセプトを超えるためには、リポジショニングをし、コンセプトをもっと幅広く定義します。

リポジショニングの方法については、【sato流マーケ講座Ⅱ⑮】をご参照ください。


事業拡大の考え方は、

核になる事業があり、それと関連性がある周辺市場へと拡大していきます。

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また、原材料メーカーさんが、最終製品メーカーに進出したり、小売店さんが製品メーカーに進出することでも事業が拡大します。もちろん、これ以外の組み合わせも可能です。いわゆる垂直統合です。

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ただ、これらの事業拡大によって、

    1 + 1 ≦ 2

となるようシナジー効果(相乗効果)があると事業効率が良くなりますので、この点を考慮します。


また、沢山の技術や豊富な軍資金がある場合は、関係性のない多岐にわたる事業展開を行います。コングロマリットと呼ばれるものです。


いずれにしても、ビジネスチャンスがあり、より利益効率がよくなるなど、経営的メリットが大きくなるように戦略を組んでいきます。






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