キオクシア上場延期の記事から。【コラム】
今日の日本経済新聞に、
『キオクシア上場延期へ ファーウェイ規制響く』
の記事が出ていました。
ちょうど目論見書を見ていたところで、びっくりです。
10月6日上場予定だったのですが、直前になって上場延期を意思決定されたのは、大変な決断だったと思います。目論見書だけでも409ページもあり、ここまでの準備や調整にご苦労されたことだと思います。きっとこの判断は正しく、今後当社が益々発展されると感じました。
私は、「フラッシュメモリ」自体よくわかっていないのですが、『東芝』に関係した企業ということで、興味がありました。
それは、こんなことがあったからです。
午前中にクライアントさん訪問のときは、いつも遅めのランチをしていますが、14時ごろのお店は、引退された方々の社交の場になっていて、いろいろな話が聞こえてきます。
東芝の不正会計問題があったときも、街中ではあちこちでこの話で盛り上がっていました。ところが、このときはちょっといつもと違う雰囲気を感じました。
大手企業が何か問題があったときは、大概は揶揄する言葉が聞こえてくるのですが、東芝の場合は、いい話しか聞こえてこなかったのです。
例えば、
「僕が東芝の販売店に勤めていた時、東芝が調子がいい時には販売店の従業員まで旅行に連れて行ってくれて、お土産までもらった。気使ってもらってうれしかった。」とか、
「あそこは下請けにも礼儀正しくていい会社だから、きっとまた復活するよ。」など。
たまたま良い印象を持っていらっしゃる人たちと出くわしたのかもしれませんが、こんなことはほとんどありません。
すべてのステークホルダーに対して、心配りができている会社なんですね。事件は残念でしたが、たくさんの味方がいらっしゃるのは大きな強みですので、きっとまた羽ばたいていくに違いないと思っていました。
また上場が決まれば、微力ながら応援したいと思います。