「しがらみ」のない組織運営を行う。【sato流 戦略実行講座⑫】
戦略を実行するときのメンバーや関わる部署が、仕事に対して純粋に気持ちが同じであったり、各担当者や部署のスキルが期待以上である場合、最高のパフォーマンスにつながります。
しかし、実際にはいろいろな「しがらみ」があり、あちらの顔を立て、こちらの顔を立てとなると、ちぐはぐなものになってしまいがちです。
単に意見の調整、ベクトル合わせでは済まない目には見えないどろどろ血液のようなものが流れていることを感じるときがあります。
大概は考え方の相違というよりも、血液の流れを遮るところのスキルが少し時代遅れになっている場合が問題となっています。
これはもう、現場の調整力やプロジェクトリーダーの政治力というよりも、会社として古い組織体制を解体したり、仕事の流れを変えるなどして、つねにサラサラ血液が流れるような組織づくりをするしかないと思います。経営陣の仕事ですね。