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「新奇性の高さ」と「奇をてらうこと」の違い【sato流 戦略実行講座㉑】


 【sato流 戦略実行講座⑳】では、お客様の潜在ニーズに合致した新規性の高いコンセプトだと販路開拓がスムーズに進むと書きましたが、これがなかなか難しいのです。

 「今までにない新しいモノ」と意識して、頭をひねって出そうとすると奇をてらってしまいます。「こんなのだったら人々の注目を浴びるだろう」と思ったものは、一瞬目を引きますがそれで終わりです。

 ポイントは、お客様を観察してお客様のお困りごとを発見しその潜在ニーズに応えるようにすること。または、人々が楽しんだり豊かになっているところを想像すること。

これらはまだ世の中に形として存在していませんから、洞察・ひらめきで頭の中に映像として浮かび上がらせます。

この映像はちょうど夢を見ているような感じで、頭の中ではいきいきとお客様に喜んでいただいているところを映し出せますが、言葉にしたり紙に書こうと意識するとすぐに消えてしまいます。ですので消えてしまわないうちに自分のやり方で書き留めることを習得します。

このやり方をもっと具体的にはっきりこうだと言って欲しいとクライアントさんによく言われますが、具体的に言えば言うほど本質から離れていってしまいます。手法も人それぞれなので、自分でいろいろ試して習得するしかないのです。

お客様がどうなっていればいいのか思い浮かべることと、それを頭の中からアウトプットすること。どちらも意外と難しく少し努力が要ります。この術を身に着けると面白いように良質アイデアが出てきます。


 そして、自分では出てきたアイデアやコンセプトは大したことないと思うものこそが、多くの人々に響くものなのです。

だから、ますます難しい!!のです。
社内でも世の中に出る前につぶされてしまっていることが多いです。

 ですから、先入観を捨ててお客様の需要調査やヒアリングで確認するしかありません。









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