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『市場』に影響を及ぼす外部環境 について 【sato流 市場戦略 講座Ⅰ➂】
『市場』というのは、「自社」「競合」「お客様」の3者の関係で成り立っていました。そして、市場規模が拡大したり縮小するしくみをお客様の状況から見てきました。【sato流マーケ講座➂】
ここでは、市場が拡大したり縮小する要因となる外部環境について解説します。
外部環境とは、
1.人口動態(ターゲット人口の増減)
元気な高齢者人口が増えたり、ペットを飼う人たちが増えたり、海外からの観光客が激減したり・・・すると市場規模は変化します。(これはイメージしやすいですね。)
どの市場に参入するのかを判断するときには、まずはターゲット人口の動向をみます。
2.経済・景気動向
景気が良くなれば(=お金の回りが良いと感じれば)、財布のひもが緩み、不景気になれば将来のために蓄えようとします。(これもイメージしやすいです。)
3.政府による(法)規制、緩和など
例えば、コロナで緊急事態宣言を受けて営業自粛による影響など。大きな影響を受けた企業様も多かったと思います。その他、政府が関係しているものでは、消費税率引き上げも大きな影響を受けた市場がありました。
4.技術革新
既存技術の改良品など今までの延長ではなく、根本的に技術が変わってしまう場合、既存市場は大きな影響を受けます。
例えば、ガラケー から スマホ へ。パソコンの普及とインターネット整備により、世の中がすっかり変わってしまいました。カタログ通販をあまり見なくなり、ネット通販が主流になってしまいました。
これからAIによる変化が、ますます私たちの目にもはっきりと現れてくるのでしょう。
5.社会・文化
世の中全体の考え方やコミュニティの価値観の変化のことです。例えば持続可能な社会のためのSDGsの取り組みなどです。多くの人が環境に高い意識を向けるようになり、プラスティックストローは紙のストローに代わりつつあります。
これら以外にも、今回のコロナによる影響や災害、世界情勢などによって影響を受ける市場も多いです。
ポイントは、直接競合(同じ市場にいる競合)とお客様以外に、外部環境の大きな流れも把握して、将来お客様がどのように購買行動や態度を変化されるのか、予測していくことです。
ここでは、特に5番目の社会・文化について深堀していきます。
(コンサル事例付き)
1.社会・文化の変化はゆっくりなので気づきにくい
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