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事業パンフレット制作手順。【sato流 戦略実行講座Ⅱ㊼】

パンフを作るのに、どんな内容にしようかな?と考えるやり方ですと、一貫性や説得力のあるパンフを作ることはできません。

あまりパンフ制作に慣れていない企業様(こういう企業様に呼ばれることが多いのですが。)は、「さあ、パンフを作るぞ!」「デザインはどうしようか?」「何を書こうか?」という手順になりがちです。

しかし、パンフ制作そのものに時間をかけるのではなく、その前段階に時間をかけることが大事なのです。

まずは現状リサーチです。お客様情報や、お客様のニーズに応える自社の強みや機会の見極めです。

そして、事業コンセプト立案です。ここに時間とエネルギーを納得するまでかけていきます。(私は、経験やデータ解析の結果から、ここで成否が決まると確信しています。)

そして、ブランドのイメージ・世界観の検討です。

下ごしらえをしてから、パンフ制作にあたります。この段階でデザイナーさんに入っていただきます。

そうすると、どんな事業なのか明確になっており、デザイナーさんにイメージを伝えやすくなるのです。

関係者のベクトルがあっていますので、無駄な議論はなく、方向性に沿った制作アイデアが次々に沸き上がってきます。

こうなると、どのデザイン案を選べばよいのか、どれも正解で贅沢な悩みが生じます。

そして、よりクライアントさんがピン!とくるデザインの方向性が決まり、内容に入ってきます。しかし、内容はコンセプトの段階で練りこまれていますので、スムーズです。

こうやって、コンセプトがパンフになると、まるで事業が息をしだすかのように生き生きとしたものになっていきます。

これがお客様の手に渡り、お客様も躍動的な感覚になって、「ちょっと試しに買ってみよう!」となるのです。

これが、パンフレット制作の手順です。



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