万年筆に最適なノート ランキング|2024年3月6日
1位 渡邉製本 Seven Seas CROSSFIELD
「製本工房謹製万年筆のためのノート」と銘打っている。紙は万年筆愛好家に人気の高い「トモエリバー」を使用。非常にしっかりとした筆記感があり、滑らか。スラスラとまるで魔法のように書ける。180度フルフラットに開く。製本技術は素晴らしい。トモエリバーは軽量で丈夫。質感が素晴らしい。
2位 渡邉製本 BOOK NOTE
紙はフールス紙の「OKフールス」を使用。フールス紙はイギリス生まれの紙で、フールスキャップは道化師帽という意味。紙を透かすと道化師帽の模様が見える。「OKフールス」は明治時代、フールス紙が日本に入ってきてから、日本で作られた。このBOOK NOTEも、紙を透かすと道化師帽の模様が見える。ページによって模様の入っている位置が違うの、模様が見つからなかったら、別のページも見て欲しい。
OKフールスはトモエリバーよりも厚みがあり、硬い。紙はクロスフィールドよりも淡(うす)クリーム色。360度開く仕様だが、そこまで開くと書きづらかった。まあ、そこまで開かなければ良い 笑 もちろん180度フルフラットに開いて書くと非常に書きやすい。
3位 Endless Stationery Recorder
Endless Stationeryというインドのメーカーのノートで、「レガリア」という紙を使っている。この紙が非常に書きやすい。さらさらとした滑らかな書き心地。「レガリア」はラテン語で「王の持ち物」という意味。製本の完成度は渡邉製本の方が高い。かなりフラットに開くが渡邉製本のように180度ではない。東京インターナショナルペンショー2023で初、お披露目された。その時は1冊3000円だったが、日本での販売はまだ始まっていないようで、Amazonでは1万円を超える価格だ。インドの公式サイトで買うのがいいだろう。ゴムバンドがついているのが良い。
3位 SAKAEテクニカルペーパー Paper Paper ノート A5 トモエリバーFP
装丁のデザインがおしゃれでかわいいノート。万年筆とインクのシンプルなイラスト。ブラウンの色はなんだかカフェっぽくていい!紙はトモエリバーを使っており、滑らかで書き心地で良い。ただし、渡邉製本のトモエリバーの方が書きやすく、紙質も渡邉製本の方が良いと思われる。
5位 KUNISAWA FIND SLIM NOTE
「フールス紙」を使用したノート。装丁がおしゃれなデザインで気分が上がる。書き心地はかなり良い。滑らかな書き心地で気持ちがいい。フラットに開くが、若干、渡邊製本の方がフルにフラットに開く。
5位 MARK'S(マークス) EDiT
滑らかな書き心地でスムーズに書ける。装丁もおしゃれでゴムバンドがついている。フルフラットに開く。「人生を編集する」がコンセプト。
6位 日本ノート株式会社 アピカ 紳士なノート
シルキーで滑らかな書き心地。紙はツルツルしている。非常に書きやすい。糸かがり綴じでフラットに開く。紙は厚く、しっかりしている。「紳士なノート」のために開発した、オリジナルの筆記用紙「A.Silky 865 Premium」を使用。にじみや裏写りは少なく、万年筆に適している。(やっぱり裏写りが強いように感じます。)
6位 ロイヒトトゥルム
気持ちの良い書き心地。筆記感がはっきりしている。しっかりとした紙で丈夫。フラットに開く。にじみが少なく裏写りもほとんどない。この価格はブランド料か?明らかにこれまで紹介してきたランキングが上のノートの方が書きやすい・・・と書いたが、私の好みに過ぎないのか?
7位 ミドリ MDノート
装丁がおしゃれ。糸かがり綴じでフラットに開く。サラッと書けて、カリカリした書き心地。にじみが少なく、他のノートに書いた時より、字が細くなるような気がする。裏写りもほとんどしない。
ランキング外 渡邉製本 ヌッタ
ハードカバーで装丁がおしゃれ。ゴムバンドがついている。ページの端が青く塗られていて、ノートを横から見ると、カラフルで綺麗。ページをめくり、紙の下に他のページがたくさんある状態と、ページが少ない状態だと書き心地が異なる。ページが少ない状態だとページの下にハードカバーの表紙があるので、アネロでは書きにくかった。ただし、モンブランは書きやすかった。下敷きを敷くと、アネロでも書きやすい。
ランキング外 神戸派計画 GRAPHILO paper
装丁がおしゃれなのが良い。ざらざらとした書き心地に感じられた。インクもかなり滲んでしまう。
ランキング外 マルマン セプトクルール
ツルツルしている。
ランキング外 ライフ ノーブルノート
使用した万年筆:ファーバーカステル伯爵コレクション アネロ ローズゴールド(ペン先:EF)
滑らかな書き心地でまるで魔法のようにスラスラ書ける。ペン先素材は18金で、ペン先の根元側には、ローズゴールドメッキが、先端の銀色の部分には、ロジウムコーティングが、それぞれ施されている。ボディの素材は、キャップ、クリップ、首軸(万年筆を持つところ)、ボディのリング、ボディのお尻の部分が真鍮製で、真鍮には、ローズゴールドメッキが施されている。ボディの黒い部分は、「プレシャスレジン(樹脂)」製で、何かのコーティングはされていない。精度の高い磨き仕上げをしている為、樹脂そのままの漆黒の色に艶がある。
使用したインク:PILOT 「色彩雫」、ファーバーカステルの純正品のインク
使用したインクはPILOTの「色彩雫」とファーバーカステル伯爵コレクションの純正品のインク、それにEndless Stationeryのインク。
PILOTの「色彩雫」は和をモチーフにしたインクのシリーズで、「天色」「紫式部「紅葉」などの名前がインクにつけられている。種類も豊富。
Endless Stationeryのインクは置くと傾くおしゃれな仕様。
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