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にゃいんどふるねす
マインドフルネス、瞑想といった言葉が広まって長い。私自身色々試した。精神科の主治医とも話して、一つのまとめができそうなので記録する。
マインドフルネスの状態は『今に集中した状態』とか、『呼吸に集中した状態』とか、『無の境地』とか言われる。
そもそもADHDを筆頭として、精神障害を負っている人間は常に頭がフル回転している。将来への不安とか、さっき喋った話の影響とか、フラッシュバックとか、常に頭の中で何かがぐるぐるしている。これが、しんどい。マインドフルネスの状態とは真逆のストレス状態だ。しかも大抵『悩んでいる』だけで、解決に至る『思考』はしていない。完全に無駄な行為だ。
この頭の回転をストップさせる方法がある。
猫だ。
見ていてもいい。
撫でてもいい。
吸ってもいい。
おもちゃで遊ぶのもいい(ねこ様が付き合ってくださるなら)。
この瞬間、私の頭はぐるぐる回転を止める。ねこという『今』に集中できる。
実は、これがベースラインなのだ。どちらかというと快寄りだが、とにかく『何も考えていない』、『何も感じていない』状態が、本来のあるべき姿なのだ。仕事に家事にスマホにネットに忙しい現代人は忘れがちだが、残念ながら人間の体は現代に適応していない。
気温がちょうどいい時に暑いとも寒いとも感じないように、『何も感じていない』』、『何も考えていない』という状態をキープする必要があるのだ。
つまり何が言いたいかというと。
ネコと和解せよ。
その後、犬飼いに聞いたところ、犬でも同様な効果が得られるとのこと。というか、自分が心から信頼できる相手なら何でもいいんじゃなかろうか。ASD的には小さいころ執着していたぬいぐるみとか(ちなみに私は毛布でした)がそうだった。絶対的に信頼できる対象。
その対象と一緒にいれば、安心。動物は真摯に向き合えば必ず信頼してくれるので、ペットセラピーって信頼してもらえる幸せ(オキシトシン系)と、その瞬間に集中するというマインドフルネス(無の境地)が得られるという2つのメリットがあるんだろう。
ただこの無の境地、というのがなかなか厄介で、ぐるぐる思考やフラッシュバックが止まらないときにねこ様(やわんちゃんなどの信頼できる対象)なしでやろうとするのは、無謀です。呼吸とか今この場所に、なんて無理です。余計に頭で考えてしまって、悪化します。
そういう時は、ゲームでも酒でもなんでも、気を逸らすしかないと思います。動く気力と体力があるなら、散歩とかいいですね。とにかく思考を止めるべし。
思考の停止は、訓練でできるようになります。ネコと和解せよ。