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目[me]によるドーパミン大爆発トーク
昨日参加したオンラインでの目 meのオンライントーク。
目 me とは現代アーティスト集団で,以前の目 meの展覧会についてはぷらいまり。さんもまとめてくれていました。
このトークセッションは,千葉市美術館での,「非常にはっきりとわからない」展を踏まえてのこんなテーマだった。
明石さん「私たちは 目[mé] の作品のすべてを見ていると言えるのだろうか?と思うことがよくある。見る、ということについてお話伺えたら」#まさゆめトーク
— ほぼ日刊イトイ新聞中継用 (@1101_live) April 12, 2020
まさに「見る」とはなんなのか。
私たちは世界を見ているのか。
むしろこんな状況は誰もが見えていないのではないか。
ふとすると見方によって自分たちが殺されてしまうかもしれない。
こんな状況で人々は否応なく影響することを突きつけられている。東京でのわたしの行動が,
数日後には遠いアメリカの誰かを傷つけているかもしれない。
どんどん見えなくなっていく。
東北大震災の最後の生存者の話も出た。
がれきの下で数日過ごした彼は,がれきから隙間を観ていた。
夜には隙間から景色を見ていたという。
それは生死に関わった極限での世界の見方である。
伊藤さん「止まってるものが動いているように見えるのはどうしてか。目に光が入ってきて網膜に像を作って認識するのに0.1秒かかる。人間は0.1秒前の世界を見る。それだとボールにぶつかったりして困るので、現在を知覚できるようにするために脳と目が協力して予測が見えている。」#まさゆめトーク
— ほぼ日刊イトイ新聞中継用 (@1101_live) April 12, 2020
実は我々はその瞬間を捉え切ってはいない。
いつでも目に届く情報はわずかに現実から遅れていて,それを目と脳とが協力しながら身体感覚を補完している。
あまりに的確で鋭い身体感覚への挑戦に大興奮の時間。
在宅の中で改めて身体感覚が研ぎ澄まされていくような新鮮なトークセッションの時間でした。
次の最終回は,14日(火)19:30から。写真家・石川直樹さんを迎えてのトークセッション。これは見逃せず,ドーパミン大爆発なので是非です。
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