砂鉄

好きに言葉を並べて詩みたいなものをかいています タグ:#砂鉄の詩

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「良夜」 言葉ならべ

カラカラになったあなたを満たす音 夜は手の中にあって 画面の向こうの声を静かに聴いている 今日もまた、今日が終わっていく 重力に任せて背から落ちていく

    • 「カラコロ」 言葉ならべ

      強くなったね、あなたは夜。 もうどこにも光はいけやしない。 月の涙も希少になった 星の砂だけは変わらないまま プラネタリウムはまるで夜空ね きっと寂しい人になってさ、 カラコロわらって言うんだろうね 夜空はまるでプラネタリウムね。

      • 「紅茶」 言葉ならべ

        紅茶をご存じ? あなたは綺麗なお花ね ポットでゆっくり眠ってみない? カノジョも彼女もカノジョも彼女も あまい口どけになって沈んだ。

        • 5分で脳内整理1

          混濁している意識酩酊明滅する光青信号街灯が踊るのは誰でもない冬の空気と空っぽのビール瓶で殴ったあの青写真はもう焼いた焦げたあいつの匂いが耳につくから今日もイヤホンで耳を塞ぐ 片道切符じゃ代えれないあなたの人生の一部を頂戴ご冗談ならそうと早く言って紅に染まる眼いつも時間切れね さらば愛した振りの下手な人の横で笑うあなたの面影またいつかを待ってるのはいつかのあなたがあなたにその枷を付けたから カラカラに乾いた喉に牡蠣殻を突き刺して花瓶は棺になる吐き出した言葉がお綺麗であなた

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        記事

          写真があるんです。 花や空の写真。 Twitterのタイムラインで疲れた時に目に入ってなんとなく見ていた写真。 救われていたみたい。 その写真を投稿されている方がアカウントをやめるとの投稿で 悲しくなっている自分がいて、気づきました。 感謝すら伝えられない臆病なんて、

          写真があるんです。 花や空の写真。 Twitterのタイムラインで疲れた時に目に入ってなんとなく見ていた写真。 救われていたみたい。 その写真を投稿されている方がアカウントをやめるとの投稿で 悲しくなっている自分がいて、気づきました。 感謝すら伝えられない臆病なんて、

          「さよなら」 言葉ならべ

          あなたのさよならは  貴女が温めてきた言葉と同じ陽だまりの匂いがして 息をした花や葉や茎や根や空や虹や雲の一瞬が あなたの切り取る世界が  公園のベンチに残る木漏れ日みたいに残って なんてことない毎日が通り過ぎながら なんてことない毎日が通り過ぎるから  きっと変わったものもあったんだろう   たった一つがこんなに胸を突くんだろう 笑って手を振って 思い出せるようになったらまたいつか。

          「さよなら」 言葉ならべ

          「墓標」 言葉ならべ

          貴方が呟いた言葉は風に溶けて流れていった 数歩後ろでこぼれた安堵に知らないふりして歩く 何も知らないことが罪ならいっそそのまま罰を受けたい ひとりで被りきれるだけの小さくて重い罰を

          「墓標」 言葉ならべ

          夜明けに気づかないふりをする話

          タイトル通りならよかったのだけれど。 もう知ってる。 夜はいつか明けてしまうってことぐらい、嫌でも。 いつ夜の終わりを感じるようになったのか分からない。 朝まで起きていたって眠るまでは夜だった。いつも見ることのない空を見て、一人静にぼうっと感情と情景を享受して布団についたあの日は朝になっても夜の荘厳さを思った。きっとどうやったって見えない景色が夜だった。私にないもの、何もかもから離れた場所にあるもの、静けさと安息とざわめきと興奮と寂しさの象徴。私にとってすべては夜だった。

          夜明けに気づかないふりをする話

          残ってた長文の下書きをいっぺんに投稿しました。 いつのものか分からなくなる前に形になる前に留めたかったので。

          残ってた長文の下書きをいっぺんに投稿しました。 いつのものか分からなくなる前に形になる前に留めたかったので。

          覚え書き①

          忘れないように今思ったことを書こうと思って。 私にとって言葉はとても軽いものなんです。 どちらかというと そうあってほしいという願望かもしれないけれど。 枯れ葉みたいに軽くてもたくさんあれば寒くない だからたくさん言葉を紡ぎたい 沈黙が息苦しいときやただ何となく寂しいときにはそう思います。 それが言葉であるなら意味などなくてもかまわないと。 言葉は残骸でしかない 幹から離れた葉はもう木の一部ではなく、 ただ一枚の葉でしかない けれど、走る葉脈が瑞々しさがしっかりと

          覚え書き①

          雑記帳2 淋しい話

          淋しいって感覚がとても強くてなにもできなくなることが多い。 口が淋しくて何か食べたくなったり 耳が淋しくて何か聞きたくなったり そういう時は食べたり飲んだりしても大概充たされない。 かといってそれをやめたら イライラが止まらなくなってしんどくなる。 ただ淋しいだけで何が何なのか分からないこともあるし 頭が痛くなったり熱に浮かされたみたいになることもある。 いつも一人になったときだけ、何かの反動みたいに。 過ぎるまで待つ間、とても怖くなる やらなきゃいけない課題も明

          雑記帳2 淋しい話

          電柱一本が夜の夢って話。

          忘れないうちに書いておこうと思っただけ。 確認しないものはいつの間にか変わっていってしまうから。 少しづつ書き足せばいいと思ったから、そうしようかな。 とりあえず今は下書きにあったままを流す。 夜に憧れていた。 漠然としたイメージだったけど、あんなに淋しくて気高くて優しくて不器用なもの他には絶対にないと思った。 初めはきっと夜が何かなんて考えもしなくて、ただそこにいた。 その後にはカッコイイと思った。きっかけは好きな小説だったかもしれない。漫画やドラマだったかもしれない

          電柱一本が夜の夢って話。

          「虚々」 言葉ならべ

          あなたが思うより私は弱虫ね。 枯れた夜風に寄り掛かったスターチスはカラカラ泣いてる 白い花だと知っているのはあの子が 貴方みたいとか零した所為かもね。

          「虚々」 言葉ならべ

          「航海日誌」 言葉ならべ

          壮大な旅路も切り取ればただの一瞬で 写真に嫉妬しては愚図るアタシをあなたはどう見てたのかな 星空を怖がる人と怖がれなかった人の どっちが淋しいかなんて 計れもしないのに決めつけては泣いていたアタシを

          「航海日誌」 言葉ならべ

          「絵」 言葉ならべ

          スポイトを殴打して 吐かせた絵の具で空を塗る 呻き声も知らない。 きっともう関係ない。 最後くらい奇麗な方がいいって あの人が言ったから。 だから だから私が見えないように赤く空を塗ったんだ。

          「絵」 言葉ならべ

          久しぶりに書きながら、ある詩で人生をゴム風船の美しさだという言葉があったことを思い出しました。

          久しぶりに書きながら、ある詩で人生をゴム風船の美しさだという言葉があったことを思い出しました。