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Aiと連載小説を書きました
AIのべりすとを使用して、毎週連載小説書いてみました!!
(飽きたらやめる⟵ここ重要)
ちなみに、添削やイラストもAiに任せております。
国王が欲しかったもの
「いい加減にしてください!あなたはたくさんのものをお持ちです!」
クーは叫んだ。しかし、その名が意味する通り、彼の声はまるで優しい母親のようだった。フィンはため息をついた。
クーは続けた。
「車を運転しないのにたくさんの車が広い駐車場に並べられ、城の床にはカシミヤの絨毯が敷かれ、優秀な執事もいますよ……まあ、その執事とは他でもない私のことですが」
クーは最後の方は自慢げに微笑んだ。
フィンもその笑みに合わせて、軽く笑った。
しかし、クーはすぐに顔をしかめた。
「あなたは富も権力も信頼も愛も能力もありとあらゆるすべてをお持ちです!いったい他に何を求められるのですか?」
「お前だ」
フィンは即答した。クーは言葉を詰まらせた。彼は持っていた鞄を床に捨て、俯いた。怒りからか、絶望からか、それとも単に恥ずかしいさからか震えている。
しばらくして、クーはフィンに意を決して近づく。
「私の寿命ももう長くないのです」
「ああ」
「それに、私はこの地位に長く居すぎました。そろそろ潮時です」
「そうか……」
フィンはそうつぶやいたが、彼の目はまだ諦めていないようだった。クーはため息をついた。
「あなたはまだ若い。それこそその富や魅力で数多くの女性に囲まれるでしょう」
「そうだな」
「私は男です。しかも、あなたと20歳も年の離れた男です。そんな私をなぜ欲しがるのですか?」
「理由か?簡単なことだ」
フィンはそう言うと、クーの襟をつかみ、少し引き寄せた。そして、そのままクーに口づけをした。突然のことだったので、クーは目を大きく見開いた。その唇はすぐに離れたが、クーにはそれを理解するのに数秒かかった。しかし、理解すると同時にクーの顔は真っ赤になった。
「な……あ……」
言葉にならない言葉を口にした。
フィンは小さく笑った。
「まだ若いと言っただろう?だが、私にはいくらかの経験がある。それはお前の言う通り、俺に近づいてきた女性と……いや、男性とも誰彼構わず寝たからだ。なぜだか分かるか?」
「なぜですか?」
クーはたどたどしく言った。フィンは小さくうなずくと、すぐに口を開いた。
「それはお前のためだ」
「私ですか?」
「そう、お前と寝るためだ。ここまで言えばわかるだろう?私は欲しいものは必ず手に入れる。たとえそれが人であってもな」
フィンはそう言って不敵に笑った。
その様子にクーも笑いを漏らした。
「あなたは本当に強欲ですね」
クーが言うと、フィンも満足そうにうなずいた。
そして、低い声で言った。
「お前が私をそうさせたんだ」
その言葉にクーは笑った。
「やはり貴方は国王様とは血は繋がっていても似ていない」
「そうだろうな」
「しかし、私には拒否権はありませんよ……あったとしても破棄します。私もあなたのことが好きですから……」
クーはそう言うと、フィンの首に腕を回した。
そして、今度は自分からその唇を奪った。
二人は重なり合ったまま、窓の方へ吸い込まれていった。