Aiと連載小説書いてみた4
AIのべりすとを使用して、毎週?毎日?連載小説書いてみました!!
(飽きたらやめる⟵ここ重要)
平和を望んだ魔王世界征服を始めました。
戦争の始まり
空には月の光が差し込み、3人を照らす。
カオスは強い魔力で飛行していた。彼の周りには緑色の光をまとった精霊のようなものが漂っている。イドとイニドも彼と同じように飛行しているが、カオスのような現象は起きていなかったイドは魔法が使えず、イニドは魔法は使えるがそこまで高度なものではないのだ。
イニドは月の光と相まってカオスの飛ぶ姿の美しさに見とれつつも、しっかりと周りを見渡していた。彼の役目は戦闘ではなく防衛だ。
イドは準備運動として自慢の怪力で巨大な木を持ち上げている。彼はそれを魔物を攻撃しようとしているアンドロイドたちへと放り投げた。アンドロイドはその木の下敷きとなる。自身よりもずっと大きな巨木を投げてしまっている姿は驚きより狂気すら感じるほどだった。だがこれを見たカオス・ディスコードが保護している魔物たちは歓声を上げ、安心した様子を見せた。
しかし、それでも心の片隅には一抹の不安がある。
アンドロイドはたった一体でも人間側の国の兵力を上回る。それは魔物側にとってもまた同じである。
魔物は人間よりも強いが、それでも並大抵の魔物が束になってもアンドロイドには敵わなかった。そんなアンドロイドが10000体もいるのだ。
これまで人間はアンドロイドを使って幾度と魔物たちを攻めてきた。
しかし、全ての人間が悪い訳では無い。否、ほとんどの人は先に魔物の方が襲ってきたと思っているだろう。
だが、それは大きな誤解である。
この侵略はたった一国の国王の手によってはじまったことなのだ。
国王はこの美しい森や海などの広大な土地が欲しかった。いずれその土地を自分のものにし、さらに領地を広げたかったのだ。
彼の持つ軍事力は他国を凌駕するもので、その領土も他の国と一線を駕していた。しかし、国王は満足せず、もっと領地を欲したのだ。
そして国王は、数百年前に人間から隠れてひっそりと暮らしていた魔族国に目をつけた。
彼は軍事力で魔族国を支配しようとした。それでも魔族国には敵わなかった。勇者を送り込んでもどうにもならない現状に、国王は絶望した。
やはり、魔族国に侵略をするのは間違いか。
国王がそう思っていた時であった。空から光り輝く黄金の門が現れた。この門から現れたのは一人の魔王とその側近であった。カオス・ディスコードとその召使いのイドである。二人は国王に向けてこう述べた。
「我々は争う気はない」
彼はそう言いながら、敵であるはずの国王に微笑んだ。一方的に人間が襲いかかり、彼が国王に謁見したこの時には既に魔族国の土地は荒らされ、食物の大半は焼き尽くされていた。多くの魔物も殺害された。さらに悪いことに自身の父母をも失っていた。それでも、彼は人の良い笑顔をしていたのであった。話し合えば理解できる、仲良くできると考えた彼は国王に言った。
「全てのことを許す。だから侵略しないでほしい。どうかかつてのように我々に関わらないで欲しい」
彼の頼みを国王は受け入れた。
しかし、その代わりにある要求をした。
「魔族国の一部と隣の森の領土が欲しい」
その要求に対して彼は一瞬言葉を失ったが、すぐに首を横に振った。
「それはダメだ。私の大切な国だから」
それでも国王は譲らなかった。彼は現在持っている戦力を使って近隣の国を侵略しようとたくらんでいるのだと伝えた。だからどうしても領土が必要なのだと説明した。確かに自分たちの領土を使用して広げれば国が大きくなるのは確実だから、間違ってはいないだろう。しかし、その土地に住んでいる魔族たちのことを考えると首を素直に縦に振ることはできなかった。カオスは悲しそうな表情で国王に言った。
「申し訳ない。やはり、できない。あそこには魔族が大勢住んでいる」
そして、貴方の国には広大な領地があり、国民がいるのだから近隣の国を侵略するのは止めて欲しいと彼は言った。国王と正しくあれと。
国王は領地を得られないどころか、自分の行いを咎めるカオスに目をつりあげた。そして、彼は勢いよく立ち上がり、次のように言った。
「ならば戦争だ!」
テーブルがガタンッと音を立て、インクが倒れた。
そして、カオスが持ってきた平和協定が墨に埋もれた。
こうして戦争は始まったのである。
続く