立ち止まって、深呼吸。
「今日もよく働いたな〜」
帰宅したらご飯を食べ、お風呂に入ってドラマを観て眠ってしまう。そうしてあっという間に1ヶ月がたち、1年があっという間にすぎていくということはよくあることだ。
元気な時はいいのだが、なかなか疲れが取れないとき。また自分でもなぜかわからずもやもやした気持ちが消えないとき。
それでもやってくる毎日に、どうしたら元気が取り戻せるのか、自分でも答えが見つからないとな何だか焦ってしまう。
そんな時は、おいしい珈琲でも淹れて、ゆっくり振り返る自分のためだけの時間をとって、内省するというのはどうだろう。
一日たった数分だけ、この時間を自分自身のために取ってあげることで、毎日が少しづつ変わってくると思うのだ。
一日は忙しくて、一度はじまってしまうと、ほんとうにあっという間に時間が流れてしまう。だけども、実は一日のなかの出来事や出会いの一瞬一瞬に、嬉しかったり、悔しかったりと、自分の中に確かに生まれた大切な感情があるのではないだろうか。それらを思い返してみる。
その大切な感情の軌跡を手帳でも、手軽にスマホのメモでもいいので、書き留めてみよう。すると不思議なことに、その時の様子や感情がリアルに思い出され、改めて感謝の気持ちが湧いてきたりする。逆に辛いことを思い出したとしても、案外冷静にそれを見つめ、受け入れることができるようになっていることにも驚くだろう。
いつ取り組むのがいいの?
1日がバタバタと始まってしまう前、がいい。
もし出かける時は、いつもより一本早い電車に乗って、目的地近くの喫茶店で少し時間をとるようにしている。
朝起きたら、ぼんやりしながらもとりあえず手帳やノートを開いてみる。手帳には、昨日までの出来事や気持ちが書いてあるので、ぼんやり思い返して、素直に思うことをかいてみる。
週末だと1週間を、月末だと1ヶ月を振り返ってみて、思うことそして次への希望を書き留めるようにしている。
余談だが、朝から動き出すと、人より早く動き出しているちょっとした優越感と、スッキリ冴わたる頭で、どんどん面白く、前向きなアイデアが浮かんでくるのも楽しい。
どうせならお気に入りの空間で!
朝の喫茶店は、コーヒーのいい香りやお店の落ち着いた雰囲気があって、とても気分がいい。もし自宅なら、豆を挽くところから楽しみ(今はインスタント)、音楽や好きなラジオ番組をかけながら過ごす時間は、ゆたかな気持ちになれる。
そしてせっかくならいつも手帳に加え、お気に入りのノートとペンを用意して、気分よく書きだしたい。次に文具コーナーに行った時にはちょっと時間をかけてノートやペンを探してみてはどうだろうか。
特によかった内省タイム、3つの方法
これらは、わたしの内省タイムをサポートしてくれる3つの方法だ。
①「100の質問」の本
毎日続けていると、昨日のできごとを書くだけでは物足りなくなってくる。「もう一歩深い問いが欲しい」。そんなときに開いてみると楽しい本がある。
それは「100の質問」という本。
とにかく私自身について、いろんな切り口で100の質問を投げかけてくれるという本。
まるでインタビューを受けているかのような感覚になり、ときに照れ臭く、またときに自分でさえ気づいてなかった自分自身のことについて深く知ることができる。
②アプリ「muute」
スマホで気軽に日記がかけるアプリ。
ひらいてすぐに書き込めるし、snsと違って、シェアを目的としないので、ストレスなくただただ自分のためだけに書き込めるのもいい。
書いているうちに心の奥底の本音が顔を出すこともあってびっくりする。
特にこのアプリがいいな、と思うのは、フォントが手書き風も選べて、デジタルなのに優しい印象で書き込めるところ。全体の色合いや雰囲気も優しい。
またその時の気分を彩る、写真やSpotifyと連動して音楽も添えられるのも楽しい。
③SHEのコーチング
一人ではなく、時には他の人の力を借りて内省すると、さらに違った発見がある。
今春から私は、女性のためのキャリアスクール、shelikes の仲間に入った。ここでは自分らしい働き方や生き方を助けてくれる、webライティングやwebデザイン、ほか様々なオンライン講座を好きなだけ受けることができる。
そしてそれだけでなく、月に1回、しっかり2時間のグループコーチングを受けられるので、学びへのモチベーションキープができやすい。
コーチングでは、今の自分の中にある価値観をシートに書き出し、話してアウトプットすることで可視化する。それは仕事上だけではなく、個人の人生において大切にしたいもの、というところから書き出していった。
そしてどのように生きていきたいのか、そのためにはどんなことを学びたいのか、というふうに目標設定をすることができる。
グループで行うので、一緒にワークした人たちからも大いに刺激を受けて、繋がりができることも。
時々立ち止まってみよう。
当たり前のようにやってくる朝。目の前のことを一生懸命する、というのもいい。でもときどきは、「pause一旦停止」して今の心の中にある想いを取り出して、見つめてみる時間をとってみてはどうでしょう。明日から笑顔で過ごせるヒントがひらめいてくるかもしれない。