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教育が、子どもたちを変え、スラム全体を変えていく大きな力を持っている。

 三重から岐阜へ前日夜に来られた早川千晶さんと大西匡哉さん。夜からのトーク&ライブの前に、岐阜開成学院の教室にて、午後の時間に「特別授業」をしていただきました。

 普段なかなか、アフリカは元より、多くの国々を旅したり、長く暮らしている人から直接話を聴く機会は少ない生徒たち。

 千晶さん・匡哉さんが、なぜ旅をし、アフリカに関わるようになったのか。学校を運営し、音楽と出会いミュージシャンになったのか。学生時代に学校にいけなくなった経験や、自分とは何者かについて悩んだ経験も含め、これまでの人生経験を、じっくりと話してくださいました。

 中にはかなりユニークな旅の経験談も。生徒たちは、ユニークな生き方、また海外や異なる文化圏への旅に大いに刺激を受け、興味津々でした。


 そして夜。みんなの森ぎふメディアコスモスでのトーク&ライブ。岐阜に暮らしながらもアフリカに縁深い皆さん、旅が大好きな皆さん、そして子どもたちの学びや居場所に関心がある皆さんが参加してくださいました。


 トークの中では、まず千晶さんが「マゴソスクール」の話をしました。子どもたちのために、OB・OGたちが卒業後も学校を支え、関わっていること。またキベラスラムを支え、共に活動する大人たちの姿も写真や映像とともにお話してくださいました。

 『学校、そして教育が、子どもたちを変え、キベラスラムを変えていく大きな力を持っていることに驚いた』と千晶さん。目の前の大変な状況をただ嘆くのではなく、自分たちの力で変えていこう、という姿勢を、マゴソスクールに通うようになった子どもたちが持ち、行動を起こしていく。

 卒業後もOBOGたちは、マゴソスクールに対して、そしてキベラスラム全体に対してもその波を広げていっている。これを続けていけば、スラムやナイロビやケニアをも変えていける力をスラムから発信していけるようになる、それまで続けていきたい、とこれからの希望を話してくださいました。

 そしてお待ちかね!匡哉さんのギター、千晶さんの歌声に乗せて、二人がケニアの生活や、ドゥルマ民族の長老から受け継いだアフリカ音楽や歌のパフォーマンスが!

参加された皆さんは、カラダを揺らしてリズムをとったり、一緒に謳ったりしながらじっくり真剣に聞き入っていました!!

 ケニアと岐阜。場所は違えど同じ人間が日々を懸命に生きていて、それぞれ大切な家族や未来への希望がある。

 誰もが、笑顔で未来へ進んでいくために、ほっと安心できる場所があること。可能性を広げられる学びができる場所があること、はすごくすごく大切だなぁと感じる一日でした。

 会場設営、受付や音響の調整など、一緒に運営に関わってくれた多くの方の協力にも感謝したいです。

 共に学び、思いを交わしあえる場所をこれからも沢山の人たちとの関わりの中で創っていきたいなと感じました。皆さん、本当にありがとうございました。


サポートありがとうございます!これからもつながっていきましょう!