『おそ松くん(1988)』OPに隠された80年代の時代背景
こんにはザンス!
はてなブログにて『80年代アニメを知りたい!伝えたい!』を運営しています、SATAトミオでございます
短めな記事も書いてみたいなと思い、今回「note」に手を出してみました
こちらの方でもよろしくお願いします!
早速、本題に入りましょう
1988年に放送された『おそ松くん』
そのOP「正調おそ松節/細川たかし」には80年代の時代背景を感じとれる歌詞があります
TVアニメで使用されたのは1番の歌詞で、サラリーマンの父親をテーマになっています(太文字は歌詞)
うちの父ちゃんは サラリーマン
満員電車が 我人生
足も踏まれりゃ 頭も下げて 愛想笑いの50年
ここまでがAメロであり、満員電車に揉まれながら真面目に働くサラリーマンの苦悩が描かれています
終点間際のマイフォーム
空気は上手いが 街へは遠い
仕事を終えて帰路に着く父
ここで注目していただきたいワードが【終点】【マイフォーム】、そして【街へは遠い】です
この3つのワードから、マイフォーム(自宅)は都心部から離れた終点近くの駅付近にあることが分かります
80年代後半というのは、まだまだマイフォームを建てるのが"男の夢"とされている時代でした
しかし、80年代はバブル全盛期…都心部の地価は一気に上昇して、都心部の近くにマイフォームを建てようにも地価が高くて一般的なサラリーマンには夢物語でありました
そこで、地価が安い都心部から離れた町などにマイフォームを建てるサラリーマンが増加したのです
「空気は綺麗で上手い田舎、しかし街へは遠い…」
通勤時間を犠牲にして、念願のマイフォームを手に入れる…当時のサラリーマンの辛さが伺えます
80年代におけるマイフォーム事情が書かれている作品は『おそ松くん』以外にもあり、『こち亀』でも描かれています
千葉県の果てから通勤に3時間かけて東京・亀有公園前派出所に出勤する大原部長、東京から離れた県境にマイフォームを建てようとする寺井…この2人を見ても80年代当時のマイフォーム事情が分かるのではないでしょうか
当時を知るというのは、とても大事なことです
80年代当時の時代背景を知れば、80年代アニメの見方も変わってきます
今後もこのようなネタを不定期に発信していければと思います(もちろん、ブログ活動も続けていきますので♪)
では、ほんじゃまか ほんじゃまか!
私のブログも見てね↓
https://80sanime.hatenablog.com/