見出し画像

骨骨ネットワーク in 福岡

ここ数年当院が注力している骨粗しょう症。
この骨粗しょう症をテーマに、昨年10月より当院でも外来診察でご協力いただいている福岡大学病院整形外科講師の田中潤先生を座長とした医療従事者向けウェビナーに冨重医師登壇です。

福岡市の人口は現在164万2千人。(人口増加率は全国トップだそうです)
このうち高齢者の割合は約23%にのぼります。
骨粗しょう症は過去のデータから70代の2人にひとりは骨粗しょう症であると言われています。

しかし、当院に来られる患者さんは最初から骨粗しょう症で来られる訳ではなく、骨折などが原因で来院し、そこで初めて骨密度が低いことを知る、
という形です。

皆さんはご自身の「骨密度」ってご存知でしょうか。
多分多くの方が知らないのではないでしょうか。
骨折してからではなく、まずご自身の骨密度を知る事が重要です。

ちなみに。
当院で骨粗しょう症と診断した一番若い患者さんは40代の女性でした。

ウェビナーの様子。右は座長の田中潤先生。
この状況を踏まえて当院では、骨折で受診された70代の患者さんには全員に骨密度検査を実施。
これより若い方でも希望があれば検査を実施。
あわせて管理栄養士による栄養指導も行っています。

もうひとつ重要な取り組みとして外部での啓蒙活動も定期的に開催しています。ふだん病院に来ていない方にも「骨粗しょう症にならないことが大切!」ということを知ってほしい。その想いからの活動です。

セミナー後半には参加された医師やwebからも質問があり、
自院で取り組まれている事例を共有、今後の発展についてディスカッションが行われました。

「今回のウェビナーを通して様々な意見がありました。
ぜひ今後もこうした機会を設けてほしいと思います。
そして、内科や産婦人科の先生にもご参加いただいて活発なディスカッションをすることが、今後の骨粗しょう症の取り組みには大切なのではないでしょうか。」
[ 整形外科医師 冨重 ]

当院でも骨密度検査を受けることができます。
また、冨重医師の診察で骨粗しょう症への対応も可能ですのでご相談ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?