親戚付き合いが終わっても墓参り
「親戚付き合いが終わっても」とタイトルにしたけどその意味を説明する
妻は私の実家とは関わりたくなく、何か特別な事情がない限り行くことは無いと推測している
で、妻の実家、中でも義理の母は去年あたりから私を避ける様になっている
特別もめたというわけじゃなく、お互いすれ違ってしまっただけ
とはいえ本人からすればきっと被害者で言いたいこともあるのだろう
親兄弟親戚なんて所詮そんなもの
尽くしたり深くかかわったからこそ恨みに変わることも珍しくない話だ
ときに今はコロナ渦。行き来しない絶好の理由になっている
今年のお盆も妻と私の実家両家に行くことはない
それでも一昨年は私の実家(父)の墓参りだけは一緒に行ってくれた
行きたくない父の墓参りに妻と息子を連れて行くのも嫌になったので、今年は独りで行くことに決めた
妻の実家の方に私は行かなくても良いらしいが今年は話も無い
行く行かないを決めるのは妻じゃなく義理の母
昔からそうだった
でも去年の正月こんなことがあった
「今年はネコを飼ったから猫アレルギーが大変だろうから無理して来なくてもいいよ」と義理の母が妻に言付けをしたらしい
妻の表情も「来るなよ」っと言わんばかりの顔つき
私は義理の母の本心を見抜く意味合いも込めてあえて行くことにした
そして妻は酒が好きで私もその頃は好きだった。でも妻を優先して毎年わたしはお酒を我慢していた。車を運転する事情があるから
だから「今年は飲んで、これでもう来ない!」という勢いで行くことにした
それに私は猫アレルギーではあるがそんな酷くはない
さらに気になる甥っ子姪っ子にも会いたかった
でも結婚した当時や子供がまだ小さいころは行きたくなかった
それは妻の親戚がたくさん集まって居場所がなく一人ぼっちだから
肩身の狭い思いをしてまで頑張ったのに・・・普通は逆だろ?(怒り)
でもことあるごとに集合がかかり仕方なく行っていた
逆に妻は私の実家に行くことは盆正月くらいで殆どなかった
それは高齢なのに私の母は働いていて、いつも家に居ない人だからでもある
けど本気で歩み寄る気があれば方法はあったはず
そんな中、母は妻に失礼なことを言ったらしい。本人は悪気は無いと思う天然系
その言葉を理由に妻は私の実家に行くことを止めてしまったのだ
だから孫(私の子供)達は母のなつかなく、実家に行っても全く会話も無し
母とは逆に妻の母は事あることに孫たちを集めて大盤振る舞いでモテモテ
親戚の子達はみんな義理の母が好きたった
義理の父と自分の息子が稼いだ人の金を湯水の如く使うだけ
義理の父もあまりお金を入れなくなったと言うがその気持、良く分かる
もう私はお呼びがかかることはない嫌われ者なのだろう
それでもご先祖様は別だと私は考えて、本日、独り、我が実家と妻の実家の墓参りをしてきた
生きている人に対してと言うよりも、これまで見守ってくださった見えない者への感謝の意味を込めて
別に宗教をやっているわけじゃないが、きっと自分の気持ちが安らぐからなのだろう(やれることはやった的な)
だから行ってきたことを妻に言うことはない
もしかしたら気づく人は気づくかも知れないけどね
花の種類を見たり、お坊さんに見られたかもしれないし
何年か前にも「あなたは来なくてもいいです」って義理の母からの言付けがあったときにの独りでお参りをしたことがあった
以前の「来なくてもです」には種類があって、「今回は大規模じゃないから」や「仕事休んでまで来なくても」など色々あった
でも最近は「嫌いだから来る」ななのだろう
そのとき普通の量の花束を買って行ったことがある
すると既にたくさんの花がお供えしてあるので私が持参した花は多すぎた
なので今回は、あえてほんの少しだけ買った
実家の墓に行ったら既に母が花を供えていた
でも父の墓参りをするのは母と兄の二人だけということで、私が買ってきた花を供えても隙間がある感じで、もっと買えばよかったと思った
逆に妻の実家は家族や親戚が多いのと、義理の母は派手なのでビッシリ供えてあったので少ない量で丁度よかった
そしていつの間にか墓が増えていた
私は物忘れがひどいから、もしかしたら数年前に建てられてたのかも知れない
そういうのを妻に聞くとまたため息をつかれるから、そんな話になった時は知ってるフリをしよう
お盆も終わった午後。義理の母御一行様と鉢合わせすることもないだろう
小雨の中、丁度雨も止んだので、少なめのお線香に火をつけて独りしゃがみ込みてを合わせた
誰も悪くない
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