【80年代】7. Vom Regenbogen/Namaz/1981【曲ベスト2021】
曲の魅力を文章で伝えるのは難しいです。
今や、YouTubeやサブスクのリンクを貼り付けたり埋め込んだりすることで、直接音楽を聴いてもらうことも可能になりました。
それでもやはり例外はある。サブスクにもない、YouTubeにもアップされていない。そんな曲の魅力を伝えらえるのか。まったくもって自信がありません。
それがドイツのフュージョンバンド、Namazの”Vom Regenbogen”。日本語では”虹の中から”、という意味だそうです。
1981年リリースの”300 M.P.H.”というレコードに収録されています。
discogsを見てもらえましたか?
そうです。レアものです。高いです。これでも安くなりました。
安心してください。CDで復刻もしています。すでに廃盤ですが。知名度の低さが手伝ってか、まだ普通の値段です。
”Vom Regenbogen”は冒頭1曲目です。曲の実況中継でもしましょうか。
エレピとエレキギターのイントロが始まり約10秒、ここからはスキャットです。高めの音程のギターカッティング、後ろにピアノのシーケンスフレーズも聴こえます。それが40秒ほど続いて、イントロに戻ります。その後はシンセリードのソロ、バッキングはスキャットの部分と同じ。縦横無尽にシンセリードの音色が鍵盤を駆け巡ります。それが80秒ほど続き、またイントロのフレーズ。そこからリードギターの爽やかな音色のソロパートが始まり、曲は最高潮に達します。バックにはクィーカの音も。そのままそれが60秒ほど続き、再びイントロに引き継がれ、スキャットへ。
……全然伝わらないのでもうやめます。
とにかく爽やかなんです。にわか雨が去った後の大きな虹が映える青空のような。
これはもう買って聴いてもらうしかない。
気に入らなかったらごめんなさい。
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