【80年代】1. Lovesexy/Prince/1988【アルバムベスト2021】
突然ですが、私の一番好きなアーティストがプリンスです。最近の作品は熱心に追いかけていないので疎いのですが、それでも一番好きなアーティストです。
どのくらい好きかというと、プリンスが亡くなった日、たまたま午前3時頃にその情報をキャッチした友人が、おそらく寝ているであろう私に、時間もはばからず連絡してくるくらい。
80年代曲ベストではプリンスはTake Me With Uを選んだわけだけど、アルバムとしてはLovesexyです。
また、リアルタイムで聴いたわけでなく、おそらく90年代初頭に聴いている。記憶が定かではないのですが、Diamonds And Pearlsが初めて買ったプリンスのアルバムで、その次がBatmanか、このLovesexy。
当時はCreamが割とチャートの上位にあって、あのBat Danceのプリンス、というとこで彼はまだ自分の中では単なるヒットチャートの人気歌手のひとり、という位置づけでした。
Diamonds And Pearlsはまあまあ好きになれたアルバムだったのでそれに気を良くして次に聴くアルバムを吟味していたのでした。そこへ見つけたのがあの伝説的なジャケット。
ひと目見てドン引きです。
しかし、何かあると感じたのか、恥ずかしながらもレジへ持っていき、とりあえず購入。
そして、家で聴いてみる。何やらガヤガヤと始まるわけです。Eye Noが。イントロから完全に惹き込まれる。
あまりの興奮に翌日、学校のクラスのおよそ音楽好きでない友人に無理矢理聴かせたくらい。彼はEye Noを聴くなり少ししたらイヤホンを突っ返してきて、音が多すぎてよくワカランとの弁。
音が多い、うん、的確な批評だ。この密度がプリンスの真骨頂。それ故に私はプリンスに何かを感じたのでした。
このアーティストを好きになると決めた自分は間違っていなかったと確信できた瞬間です。
このアルバムで一番好きな部分は、Positivityのアウトロの水がちゃぷちゃぷしてるところかな。
サブスクではSpotifyにはあるけれども、Apple Musicでは解禁されていません。
なお、全部で1トラックしかないのは、プリンスの遺志です。
このアルバムは全体で1曲なのです。CDもドイツ盤以外はトラック分割されていません。
なお、訓練されたプリンスファンはオリジナルのUS盤、日本盤、ドイツ盤を所持しており、利便性の高さから主にドイツ盤を愛聴していました(嘘)。
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