【GOOD対応・BAD対応】クライエントに対して否定的な感情を抱きそうな時の対処法
2020年3月3日㈫お雛祭りですね。今回は気難しいクライエントに対して否定的な感情を抱きそうになった時の対処法になります。
カウンセリングだけでなく、普段の生活でも役立つ事でしょう。
では早速。フュ~イゴ~👇👇
クライエントに否定的な感情を抱いてしまいそうな時
あなたは、民間カウンセリングルームで働いています。
今日は山寺カンナさん(小学3年生)のカウンセリングの日です。
カンナさんは不登校で、1年前からカウンセラーの沖田さんがプレイセラピーの担当をしておりました。
ところが、沖田さんが夫の転勤で他県に引っ越すことになったため、あなたがカンナさんのカウンセリングを引き継ぐ事になりました。
前任の担当だった沖田さんは、カンナさんが自分にとても懐いているので、担当変更について心配していました。
しかし、最後のカウンセリングでは笑顔で別れることが出来たとの事です。
あなたは、沖田さんからカウンセリングを引き継ぎ、今日がはじめての顔合わせです。
プレイルームに入るカンナさんですが、なんだか暗い顔をしています。
あなたが、「今日から担当の◯◯です。よろしくお願いします。」と挨拶をすると、カンナさんは「ヤダ!」と抵抗をみせました。
何度か遊びに誘ってみますが、「イヤ!先生となんて遊ばない。嫌い。沖田先生の方が良かった」と激しく抵抗し、目の前に積み木を積んで、「これ以上近づかないで!」と言います。
このままではカウンセリングが出来そうにありませんし、あなたもクライエントに対して否定的な感情が芽生えてしまいそうです。
このような時、どのように対処したらよいでしょうか?
👆前任の担当がお気に入りだったのに、転勤になってしまい、新しい担当に嫌悪感を抱いてしまったクライエントのケースですね。
あからさまに嫌われしまうと、さすがにこちら傷つきますよね。。。
【GOODな対応】
『クライエントの気持ちに共感し、クライエントの言動の意味を考える』
クライエントに対して否定的な感情を抱きそうになった時は、クライエントの言動の意味を考えましょう。
今回のケースでは、前任のカウンセラーと別れてしまい、「寂しい」という気持ちに共感した上で、新しいカウンセラーを拒否したくなる気持ちについて話し合いを行いましょう。
【BADな対応】
『クライエントに自分の感情を伝える』
クライエントにカウンセラーの気持ちを伝えたところで、クライエントの問題は解決されません。
クライエントの否定的な反応というのは、カウンセラーがしっかりと共感を示せていない場合に現れやくなります。まずは、自らを振り返る姿勢を大切にしましょう。
👆なるほど、クライエントから「嫌い」と言われる原因として、カウンセラーがクライエントの気持ちに対して共感不足が考えられるのですね。
「嫌い」と言われて、落ち込んだり、いらだちを我慢する努力をするよりも、「クライエントに共感出来ていたか」を振り返るのが大切なのですね。
【まとめ】
子供のクライエントは、あからさまな態度で自分の気持ちを表す事がある。
落ち込んだり、いらだちを我慢する努力をするのではなく、
なぜ、クライエントがそのような態度をとるのかを考え、クライエントの気持ちに共感する事がたいせつだという事ですね。
うん。
と、いう事で今回は以上です。
最後までありがとう。