不登校児童・児童が思っていること。不登校に向き合うカウンセラーの基本
2020年5月2日㈯です。今回は不登校児童・生徒が思っている事、カウンセラーの基本スタンスについてのシェアになります。
具体的なテクニックもシェアしておりますので、是非チェックしてみましょう。
フュ~イゴ~👇👇👀
【不登校児童・生徒が思っている事】
不登校に悩む児童・生徒からは様々な気持ちが語られます。
多くの子供が訴える「学校」について気持ちを知ることで、子供の苦しみを理解するのに非常に役立つでしょう。
👇不登校児童・生徒が思っている事の主な例👇
・「”行かないといけない”と頭では分かっているのに、体がついていかない。」
・「行こうとすると、それを抑えるような衝動が自然と湧き上がってしまう。」
・「行こうと思えば思うほど、いかない方へと動いてしまう。」
・「学校に行かない事で苦しくなるのは分かっているのに、自分の気持が思うように動いてくれない。」
・「”明日こそは”と思って寝るが、朝になると布団から出たくなくなり、”早く登校の時間が過ぎればいい”と思ってしまう。」
このように、「学校に行けない」という事を苦しく思っている児童・生徒が多い。
【カウンセラーのスタンスの基本】
不登校訪問支援カウンセラーが相談者と関わる時、特に大切にしなければならない3つのスタンスがあります。
①受容
②傾聴
③共感
の3つです。
それぞれを見ていきましょう。
①受容とは
…「受容」とは、相談者を無条件で受け入れること、そして、相談者の人格を本質的に認めていくこと姿勢のことです。
受容のポイントとしては「相談者の語りに対して否定的な感情や、否定的な捉え方を持たずに真正面から向き合う心構え」が大切です。
相談者に対して「善悪」を決めつけたり、人間性をはかるような事をせず、語られる言葉や、その奥にある気持ちをそのまま受け入れていくことが求められます。
②傾聴とは
…「傾聴」とは、ただ話を聞くというものではなく、「積極的に話を聴く」というものになります。
相談者のなかには自分の話をする事で「責められるのではないか」「傷つけられるのでないか」と思って相談ができない方もおられます。
このような方に安心して話をしてもらうには、「この人は私の話をちゃんと聞こうとしてくれている」と感じてもらう事が大切なのです。
こうした感覚をもってもらうための具体的な方法としては、
「やや相手の方に傾く」
「相手の目や鼻をみつめ、真剣に聴く」
「体を揺らしたりせず、じっとする」
「相手の表情にやや合わせる。(相手より大げさにならないように)」
「生返事ではない、適度なあいづちをする」
「自分の考え、相手の気持ちに寄り添う言葉をかける」
があります。
③共感とは
…「共感」とは、相手の感情を感じ取ることです。
ただし注意点が3つあります。
①相手の感情をそのまま捉えること。
②相手の感情を自分も感じること。
③相手の状況と自分の感情をリンクさせないこと。
です。
経験を積んだカウンセラーといえども、これらを正しくこなすことは精神的な負担がかかる場合があります。
そこで、「共感」を示す有効なテクニックがあります。
「感情のくりかえし」です。
感情の繰り返しとは、相手の話した事を要約して相手に伝えるという事です。
ただのオウム返しではなく、相手の話した内容から、相手が考えている部分、感じている部分を抜き出して、話の中から考えや気持ちの要点をまとめて相手に伝える事が重要です。
【まとめ】
✅不登校児童・生徒の多くは「学校に行きたいけど、いけない」事に苦しみを抱えている。
✅自分の事を話すと「責められる」「傷つけられる」と思い、相談できない人もいる。
✅カウンセラーは相談者に対して
①受容する。
②傾聴する姿勢を見せる。
③共感する。
事が求められる。
👆感想。
私も自分の気持を発言すると「責められる」「傷つけられる」と思ってしまい、うまく発言が出来ていませんでした。
さらに、「何を言っても分かってくれない」という諦めにも似た感情も合わさってしまい、ひきこもりに繋がったのかもしれないと気づく事が出来ました。
はい。いかがでしょうか。
今回はこちらで以上となります。
コメントもお持ちしております。
最後までお読み頂いてありがとうございます。