『悪い』と『課題』を分離する力
「うーわ,わっるぅ〜‼️」
子どもたちの世界ではよく聞く言葉ですね。全く「悪気」があるわけではなくても,まだまだ発達段階なので「悪い」という言葉を使ってしまうのです。適切ではない場面に遭遇したら,その場できちんと意味や使い方が間違っていることを丁寧に伝えていかなければなりません☝️
ほとんどの辞書で「悪い」は以下の六つの意味が記されています
③〜⑥に関しては,ほとんどの子どもが通常通りの意味で違和感なく使っています。やはり現場で「⁉️」と違和感を覚えるのは①と②です。
水準より劣っている,正邪・当否の判断基準に達していない
の部分が厄介です。特に②の「正邪・当否の判断基準」というのが曲者なわけですね💦「正しいか正しくないか」は主観的なものだからです。自分の基準で周りの子を比較して評価すると諍いが生まれるのは当然。例えば,国語の教科書を忘れた子がクラスにいたとして,「きちんと確認をしてもってくることが当たり前で,それを怠るなんてあり得ない‼️」と思っている子にとって,教科書を忘れるのは「悪い」ことになり,「教科書忘れた」→「わっるー」が生まれます。けれど,だからと言って毎日のように忘れるやつは大悪党だー‼️とはなりません💦笑 子どもは感覚で「悪意」が見えないことは認知できるし,その子の「課題」であるということも感じることができます😎「悪い」ではなく「課題」なら,解決のために,自分ができることは何か考えるように促しやすい👍大人が言語化して伝えてあげましょう。
🟧理解しているけれど,言語と結びついていない
「わっるー」と口にしてしまうのは,自分の主観的な基準からズレているのが原因です。なので,意味としては間違っていないけれど(この部分を伝える必要はありませんが)その場面に遭遇したらきちんと言葉の指導をして,どんなアクションを取ればみんなが良い方向に進めるのかを,一緒に考えていくことが大切なのです‼️
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現役小学校教諭15年目&2児のpapaが教育現場で使えるピッチピチの実践や子育てで感じたことを毎週ハートフル💖に発信してまいす🌟興味のある方は,過去の記事も覗いてみてください✨