あやふやな国のあやふやな味のアイス 2話 田子坊の緑豆アイスキャンディ
上海の交通大学で日本語を勉強してる中国人の男の子を知人に紹介されて、勉強友達として仲良くしていた。眼鏡くんとでも呼んでおく。
その日は田子坊で語学を学びながら遊ぼう的なやつだった。
眼鏡くんが緑豆アイスを買ってくれて、手渡された。 人混みのなかを歩きながら食べた。小豆みたいでおいしい。食べ終わると眼鏡野郎は、アイスの棒を地面に投げ捨てた。
あまりのことに、わたしはおい・・・💢と低い声を出したが、
眼鏡は「なに?☺️」と人懐っこい笑顔。
あっ文化の違いだ。と気付くまで五秒ほどかかってしまった。