ふと、こうなれば世の中がよくなる気がしました。
格闘技が大好きでした。
今でも見ていると
熱くなりますし、試合を見ていて
格好いいな、と思います。
めちゃくちゃ殴り合って
時には殴り合えなくて、
試合に勝ったら充実感でいっぱいで
負けたら皆が笑っているようで辛くて。
精神的にかなりグラグラする
ものでした。
今、現役から離れてみて
格闘技をやり続けた自分を振り返り
良く続けたな、と正直思います。
今は試合をしたい、という欲求が
ほぼなくなりました。
ただ、今でも試合会場に行くと
格闘技会場独特の緊迫感のある空気が流れていて
懐かしくなります。
ちなみに現役時代は当然、何よりも格闘技を優先しました。
女の子と遊んだり、酒を飲んだり
パーティーをする、ということは
ほぼ行わず、格闘技で強くなるために
試合を勝つためにどうするか、ばかり考えていました。
いつでも頭の中は格闘技のことでしたし
スーパーを歩いていたら自然とシャドーを
していてはっと我に返るのはしょっちゅうでした。
でもそれが当たり前と思っていましたし
それ以外のことにはあまり興味がありませんでした。
日本に戻り、オフィスで働き始めて
愕然としました。
ほとんどの人が仕事に熱くなっていません。
私は格闘技のことをいつも頭の隅に考えていたので
仕事をしている人も同じだと思っていました。
別に私の生活のための仕事も職人系の仕事だったので
やはりどうすれば自分の仕事を責任感を持って自分で完結するか
ということを考えていましたし、それが当然だと思っていました。
しかし、オフィスではそういう人は少なく
自分がいかに責任を取らないようにして
お金をもらうか、ということを考えている人が
非常に多いというのが感想です。。
もちろんそうではない考えの人もいますが。
この自分の責任を確実にこなす!ということを
皆が考えるだけで社会は大きく変わると思います。
そのために格闘技を行い、一人で戦う、という経験を
なるべく多くの人にしてほしいと今は思います。
格闘技を行って、強いほうがもちろんいいとは思いますが
本質は強くなるために頭をひねり、実際に努力をし続ける
ということを学べることが大きいです。
大勢の前で失神したりすれば
周りがどう感じるかは別として
本人は相当落ち込みます。
そういうトラウマになるような経験も
のちの人生には役に立ちます。
ですので、とにかく練習し続け試合をして
緊張する場数を踏んで自分自身を強くしていき
この社会を皆でよりよくしていきましょう!
というのが私の今の理想です。
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