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鰭(海)から足(陸上)へ進化

1、海から淡水へ。肺を獲得。

海に誕生した生物の世界が、弱肉強食の生存競争が激しい生存圏になったとき、淡水の川へ生存圏を移行したものが出ました。

とは言え、当時は乾季もある為、海とはことなる厳しい環境でした。そこで身につけたのが『肺呼吸』です。

2、鰭(ひれ)を足へ進化

鰭を足へ進化させた古生物の代表としてアカントステガを紹介したいと思います。体長60センチ程度。注目の前肢には8本の指がありました。(どうやら後肢の指については不明瞭のようです。)

ところが、前肢の骨から推測すると、手首の関節も無く可動性に欠けている為、地上で体重を支えることが出来なかったようです。ですので、そもそも鰭から足への進化の順序としては、(浅瀬に住んでいて)水底をゆっくり歩いたり、小枝や葉をかけ分けて歩くために使われ始めたところからスタートしたのではと考える学者がいます。

確かにそのように考えると自然な流れのように思います。

3、ビジネスで考えると・・・

(1)海から淡水(川)へ生存圏を変えた ⇒ 新分野への進出と捉えることができると思います。

(2)肺呼吸を身につけた ⇒ 新分野で顧客ニーズをつかめるようになった。マーケティングの進歩。

(3)鰭から足への進化スタート ⇒ 新分野でのトラブル解決、作業等のルーティン化。

と捉えることができるかなと思います。

※ 陸上生活をするのには、『脊椎』も地上の重力に抗することができるように進化をしないと駄目みたいですね。本当に新分野へ進出するってことは、このように従前とは異なる点が複数あることを知っていないといけないのでは古生物の進化を学びながら思う今日この頃です。

★「生物の進化」は「弱者の進化」と言い換えることができると思います。

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