如何に「効率的な管理」をすると同時に、「明日の事業」を開拓するか?
まさに重要で困難な問題があまりに多いからこそ、単純な中小企業であっても、その日暮らしでは、マネジメントは不可能となる。しかも、退化こそ日常の状況である。したがって、目的意識に基づく体系的な計画が必要不可欠となる。ほとんど際限のない課題を、管理可能な数にまで減らすことが必要となってくる。そして、稀少な資源を、最大の機会と最大の成果に集中することが必要となってくる。少数の適切なことを卓越性をもって行うことが必要となってくる。(創造する経営者、P.F.ドラッカー)
『課題を管理可能な数にまでに減らすことが必要』とありますが、このことは違う箇所でも
『明日の問題に取り組むには、その前に、今日の問題を時間をかけずに効果的に解決できるようにならなければならない。』(同上)
そして、(1)今日の事業の業績をあげる。(2)潜在的な機会を発見し実現する。(3)明日のために新しい事業を開拓する。これら三つの仕事には、それぞれ異なるアプローチが必要となる。異なる問題提起が必要となる。したがって、結論もまったく異なるものとなる。しかしこれら三つの仕事は、互いに切り離すことはできない。しかも、同時に行っていかなければらない。(同上)
上記内容を拝見すると、ここまで考えて経営している経営者はかなり少ないのではと思うのと、それと同時に、これを実践している経営者との差はとてつもなくついてしまいますよね。
経済の二極化も、このような違いからなのかもしれません。
ま と め
従前よりも
「管理は簡素化できる時代」になりました。
普段の業務をこなしながら、「業務のデータを収集できる時代」になりました。
「収集したデータで、学べる時代」になりました。
このようなことから『会社経営』が、凄い勢いで高度化していくことが予測され、当たり前になって来ます。
規模が小さい組織であればある程、他力で良いところは他力に頼って、自社の強みに集中して、最大の成果を得れることを、色んな角度から研究していく必要があると思います。
このような考えから、私の業界に向けてポータルサイトを開設しています。