わたしのエピソードゼロ #2 咲々木 花@にいがたIDOLproject
挫折と再起
デビュー前の準備は順調に進んでいたが、その道のりは決して平坦ではなかった。オーディションを通過した後も、厳しいトレーニングが続いた。ボイストレーニング、ダンスレッスン、ステージングの練習と、毎日が挑戦の連続だった。体力的にも精神的にも限界を感じることが何度もあった。それでも、ファンの皆さん応援とおばあちゃんの言葉を胸に、わたしは一歩一歩前進した。
ある日、初めてのステージに立つ機会が訪れた。地元のイベントでのパフォーマンスだった。緊張で足が震えたが、ステージに立つとファンの温かい声援が聞こえてきた。その瞬間、不安が一気に吹き飛んだ。自分がここにいる意味を強く感じた。パフォーマンスが終わると、観客から大きな拍手が送られ、涙がこぼれそうになった。これまでの努力が報われた瞬間だった。
しかし、順調に見えた道のりも、思わぬ壁にぶつかることがあった。ある日、声が出なくなるというトラブルに見舞われた。医者からは「過度の使い過ぎだ」と診断され、しばらくの間、歌うことを禁止され、リハビリに専念しなければならなかった。この期間は、わたしにとって大きな試練だった。毎日が焦燥感に駆られ、自分の夢が遠のいていくように感じた。
そんな時、おばあちゃんが「花ちゃん、焦らずに自分を信じなさい。休むことも大切だよ」と優しく言ってくれた。その言葉に救われ、わたしはもう一度自分を見つめ直した。焦らず、少しずつリハビリを続けた。
私の愛犬、ゴールデンレトリバーのサスケとの時間もわたしに元気と勇気をくれた。出会いは高校生の頃に遡る。ずっと犬を飼いたかった私に、両親は「おばあちゃんの体調等を考えると無理だ」と言っていた。しかし、私が高校生になった時、親は「責任を持てるなら」と許可をくれた。おばあちゃんも理解を示してくれた。サスケが家に来た日、私は喜びでいっぱいだった。おばあちゃんもサスケを可愛がり、わたしとサスケの絆は一層深まった気がした。デビュー前の今も、サスケはわたしの大切な家族であり、心の支えだ。
再びステージに立てるようになった時、わたしは以前よりも強くなったと感じた。声の調子も戻り、ファンの前で再び歌える喜びを噛みしめた。新潟のイベントに参加し、地元の人たちからの応援を受けるたびに、自分がこの場所で頑張る理由を再確認することができた。
滝雲しおりとの出会いと絆
「にいがたiDOL project」のオーディションで出会ったのが、特別審査賞を獲得した滝雲しおり(たきぐも)だった。しおりもまた、アイドルを目指して努力を続けている一人だった。彼女は、いつも自分ではコミュニケーションが得意ではなく自信がないと言うけれど、歌やダンスの表現がすごく上手い。わたしとの相性もなんだか良かったようで、すぐに打ち解けることができた。しおりの存在は、わたしにとって大きな励みとなった。
ある日、しおりが悩んでいることに気づいた。しおりは「自分のパフォーマンスに自信が持てなくて、ファンのみんなに申し訳ない」と涙ながらに打ち明けた。わたしは彼女の手を握りしめ、「わたしたちはみんな同じだよ。悩んで、迷って、それでも前に進むんだ。一緒に頑張ろう」と励ました。その言葉にしおりは少し元気を取り戻し、お互いに支え合いながら前進することを誓った。
しおりとの絆は日増しに強くなり、彼女と共に活動することで、新しい発見や成長を感じることができた。しおりもまた、自分の夢に向かって全力で努力している姿を見て、わたしももっと頑張ろうと思えた。
新たな挑戦と未来
わたしとしおりは、それぞれソロでの活動を続けながら、時折一緒にイベントに参加することもあった。共に過ごす時間は…続く
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