試合に向けて
早いもので3/1に今シーズン初の試合があります。いわゆるシーズンインとなる大切な試合です。とは言っても十種競技の試合ではなく十種競技のうちの1つの棒高跳びの試合に出場するのですが笑
私は十種競技の中でも特に棒高跳びという種目が好きであり、他の十種競技者と比べると多少練習に割く時間が多いです。
私が棒高跳びが好きな理由として『どの競技よりも空高く跳べる』と『一筋縄ではいかない』の2点が挙げられます。前者は、跳躍種目で唯一の棒という道具を用いて跳ぶ事ができる。後者は自分の身体の延長として棒をコントロールしなければいけない。要は棒があるお陰で高く跳べ、棒があるせいで思うように跳べないという事です。
因みにタイトルの写真の真ん中のスーツの方は「鳥人」と呼ばれる棒高跳び界のレジェンド、セルゲイ・ブブカさんです。講演を聞く機会があり握手をしてもらいました、めちゃくちゃ手がデカくて厚かったです。
試合への準備
まずはスパイクのお手入れとゼッケンを綺麗に書かなきゃ〜
とかでは無いです笑もちろん大事ですがここでは割愛します。
準備として行う事(考える事)
・練習量の制限、ピーキングのためのテーパリング
・試合の目的
・試合の目標
・試合展開の想像
この4つについて詳しく書き出してみたいと思います。あと遅くなりましたが今回の記事は競技者向けです、陸上競技の専門外の方には分かりづらい記事になってしまう事お先にお詫びします。
練習量の制限、ピーキングのためのテーパリング
競技者ならばピーキングという言葉を耳にする機会は多々あると思います。このピーキングをする為の手段がテーパリングで練習量の制限という事です。実施したテーパリングはこちらです。
2/24・Run 300+100 200+100
2/25・Run (120×3)×2 ウエイト後に120+100+100
Weight クリーン、スクワット、ベンチプレス
各85%×6回×2set 90%×4回×2set 95%×2回 100%×1回
2/26・Jump 中助走13本
2/27・Jump 中助走20本
2/28・Recovery 映画鑑賞
2/29・Jump 中助走18本
3/1 ・試合当日
実は27日の時点では29日に跳躍する予定はありませんでした。しかし普段と違う場所で大学にないポールで跳べるという事で急遽練習に参加しました。これが吉と出るか凶と出るかは次の試合編のお楽しみです。。。。
試合の目的
一般的に陸上競技の試合では記録を狙う試合、順位を狙う試合、動きの確認を狙う試合の3つの比率を分配して行うと思います。今回の試合ではこの比率を5:0:5に設定して行います。ただ、当日の調子は分からないので固定せず少しは変動させます。が、ここで大事なのは試合が始まる前には固定させる事です、一本跳んで記録が微妙だからといって設定した比率を変えては意味がありませんし、次の試合にも繋がりづらいと思います。試合直前の感覚の擦り合わせを行う事はとても重要だと思います。
試合の目標
記録の目標として3段階設定します。
何があっても確実に達成できる目標 3m60
順調にいけば達成できる目標 3m80
調子が良ければ達成できる目標 4m
試合展開の想像
今回の試合は他の大会や記録会と違い高さによってで跳ぶ人を分けるのではなく、全員でそれぞれ各々の高さを飛び続けるという方式をとっています、その為連続試技が最後の一人になるまで無くなります。その為に気を付けなければいけないのは確実に試技と試技との間があき、普段よりも身体が冷めやすいという点です。ですがメリットとして跳躍を確認したり気持ちを落ち着けやすいという点もあります。何にせよ普段とは少し勝手が違う試合という事です。
今回は確実に跳べる3m50or60から開始して形を作りながら全部一本で跳べば6~7本目で4mに挑戦できるようにしようと思います。助走は14歩でポールは14-155から始めて15-145,150と上げれれば良いなと思っています。
以上が準備編です。試合が終わり次第、試合編を書こうと思います。お楽しみに。
すいません投稿が試合後になってしまいました、、、下書きしていたのでほとんどが試合前に書いたものなのでご了承下さい、、、