『バックホームブルース』1巻
面白い!!
長尾謙一郎って『おしゃれ手帖』とか『ギャラクシー銀座』みたいなワケワカラン系センスギャグの人みたいなイメージだったんだけど、今こういうの描いてるんだ。
なんちゅうか、いい意味でビッゴクミックぽいというか、「とんでもオッサン主人公」とその家族達ってホームドラマ感がわかりやすくて、でもその中で出てくるセリフとかギャグとかのセンスがギラッと光る感じで意外と読んだことない味わい。
一番肝心な「とんでもオッサン」な主人公である青空柑二郎のキャラもめっちゃいい。
なんちゅうか「簡単にあったかヒューマニズム物に逃げない」というか、実際にムチャクチャだしちゃんと嫌なヤツでもありつつ、「ギリギリ憎めない」みたいなライン。
たぶん初期の寅さんとかはこういう感じだったんだろうなぁと思う。
初期のグラゼニを思い出すような「プロ野球の下の方」的な舞台設定も楽しい。
実際にシーズン始まったらどうなるのか楽しみだ。